よしい すい

大切な人との「永遠の別れ」が立て続けに起き、「愛」と「生」と「死」と「医療」に関する本…

よしい すい

大切な人との「永遠の別れ」が立て続けに起き、「愛」と「生」と「死」と「医療」に関する本を読み漁り、考える日々を過ごしています。 文章を書くことは苦手だけど、自分の気持ちを整理するため、そして、同じような経験をして苦しんでいる人たちのために発信をしようと思っています。

最近の記事

SNS(X)に投稿する時、文末に「切に願う」とつけることが多い。この言葉、昔から好きなんだよね。 久しぶりに「ほろよい」を飲み、まさにほろ酔い状態で憧れの人が書いた「お酒」に関するブログを読んでいたら… その文末が「切に願う」でビックリ! 嬉しくて、思わず呟いてしまった😆

    • 「大豆田とわ子と三人の元夫」から学んだ、故人との付き合い方

      「大豆田とわ子と三人の元夫」第七話のあるシーンだけ、ハードディスクに保存している。 うっかり消してしまわないように、プロテクト設定もしている。 もう何十回見返したかわからない… と言いたいところだけど、実際に見たのは3回だけだ。 初めて見た時、保存するために編集した時、そして、記事を書くために見直した今日。 そのシーンで語られた言葉の一つ一つが、初めて見た日から、私を支えてくれている。 深く心に残っているから、見直す必要なんてなかった。 その言葉は、次のようなシー

      • レイトショーを観た帰りのバスが好きだった

        家からバスで15分のところに、イオンシネマがあった。 そこでレイトショーを観て、最終バスで帰る時間が好きだった。 特に、冬の日曜日。 レイトショーはそれなりに混んでいるものの、近所に住んでいる人が多いようだった。 出発時点ではギュウギュウでも、最後までバスに乗っているのは自分1人だけということが殆ど。 大きなバスを独り占めである。 外も車内も静かで、タイヤが回転する振動が心地良い。 街灯も対向車のライトも少なく、外は真っ暗。 窓の外をぼんやり眺めながら、このまま

        • 書く練習、はじめました

          久しぶりの更新になってしまった。 あっという間に、10月。 2024年も残すところ3ヶ月になってしまった。 今年こそ、充実した1年にしようと思っていたのに。 ぼーっとしている間に、2024年どころか、自分の人生が終わってしまうのではないかと焦ってきた。 色々と書きたい・伝えたい気持ちはあるのに、いざタブレットに向かうと手が止まる。 自分のこと、自分の気持ちを話すのがとても苦手なのだ。 さらに、文書を書くことも苦手。 なので、とりあえず「何でも良いから書く」ことから

        SNS(X)に投稿する時、文末に「切に願う」とつけることが多い。この言葉、昔から好きなんだよね。 久しぶりに「ほろよい」を飲み、まさにほろ酔い状態で憧れの人が書いた「お酒」に関するブログを読んでいたら… その文末が「切に願う」でビックリ! 嬉しくて、思わず呟いてしまった😆

          友達からの手紙を待っている。 メールやLINEで簡単に連絡を取れる時代だけど、やっぱり手紙は特別。 「金曜日に投函したよ!」とメールが来たから、明日届くかな。 明日の夜、ポストをのぞくのが楽しみで仕方がない。

          友達からの手紙を待っている。 メールやLINEで簡単に連絡を取れる時代だけど、やっぱり手紙は特別。 「金曜日に投函したよ!」とメールが来たから、明日届くかな。 明日の夜、ポストをのぞくのが楽しみで仕方がない。

          昔の手帳を開いたら、こんな走り書きを見つけた。 「人生は、常に二択なわけではない。 だから、やり直せるとしてもいくつかの分岐があり、何度やり直せたって後悔というものはなくならないのではないだろうか。常に選ばなかった人生がある。」 いま読んでもハッとする。 明日から頑張ろう。

          昔の手帳を開いたら、こんな走り書きを見つけた。 「人生は、常に二択なわけではない。 だから、やり直せるとしてもいくつかの分岐があり、何度やり直せたって後悔というものはなくならないのではないだろうか。常に選ばなかった人生がある。」 いま読んでもハッとする。 明日から頑張ろう。

          家族もパートナーも別世界にいってしまってから、連休や年末年始の楽しみがなくなってしまった。 友達には家庭があり、なかなか気軽に誘えない。 「大人になってからの友達作り」って、どうしたらいいんだろう。

          家族もパートナーも別世界にいってしまってから、連休や年末年始の楽しみがなくなってしまった。 友達には家庭があり、なかなか気軽に誘えない。 「大人になってからの友達作り」って、どうしたらいいんだろう。

          「悲しい」 のその先に 行きたい 「失う」ことを恐れずに 悲しみの先にある 「幸せ」 を見つけに 踏み出せ私

          「悲しい」 のその先に 行きたい 「失う」ことを恐れずに 悲しみの先にある 「幸せ」 を見つけに 踏み出せ私

          もう二度と彼にLINEを送ることができないなんて・・・

          大切な人が亡くなった後。 故人宛にLINEやメールでメッセージを送り続けている人は多いのではないだろうか。 少なくとも、自分はそうだった。 送信内容は、日々のたわいのない出来事。 月が綺麗なこと。美味しいご飯が作れたこと。面白い小説を読んだこと。 そして、たまに・・・あなたに会えなくて寂しいこと。 それは決して開封されないし、既読マークがつくこともなければ、返信が届くこともない。 一方通行だけど、まだ大切な人と繋がっていることを感じられる唯一の行為。 LINE

          もう二度と彼にLINEを送ることができないなんて・・・

          4年に1度の特別な日だから…ヘアドネーションのために髪を切ることにした

          2月29日は特別だ。 4年に1度しか存在しない。 あと何回経験できるかわからない「2月29日」をどのように過ごすべきか、数日前から考えていた。 そして、最終的に「髪を切ること」に決めた。 この日を逃してしまったら、また私は暫く髪を切れなくなってしまいそうだったから。 彼に喜んでもらうために伸ばし続けた髪を、今日(2024年2月29日)まで切ることができなかった。 髪を伸ばすことに、別の目的を見つけたからだ。 それは、友達の何気ない一言だった。 「その長さなら、ヘアド

          4年に1度の特別な日だから…ヘアドネーションのために髪を切ることにした

          七夕の夜、父のことを思い出した

          父が亡くなる前の年。 父と一緒に、父の生まれ故郷を旅した。 「生きているうちに親戚に会いたい」という、父の願いを叶えるため。 旅行したのは、ちょうど七夕の頃。 ホテルのロビーには立派な笹が飾られていて、短冊とペンが置いてあった。 せっかくだから…と、二人で短冊に願い事を書くことにした。 父は、「早く●●(母の名前)の体調が良くなりますように」。 私は、「いつも笑顔で過ごせますように」と。 父は、とても不器用な生き方しかできない人だった。 愛情深いのに、それを

          七夕の夜、父のことを思い出した

          「あなたのために伸ばした髪」をまだ切る決心がつかない

          昨日読んだ本に、こんなことが書いてあった。 この気持ち、本当によくわかる。 ふと見上げた空に飛行機の姿を見つけると、「彼は海外出張に行っていて、今は会えないだけ」だと思ってしまう。 私の中で彼は死んでいない。 今も生きている。 私は、彼に「髪を伸ばさないの?長い方が好きだって、前から言っているのに。」とよく言われていた。 肩までは頑張って伸ばすものの、髪を切りたい衝動を抑えられなくなり、ショートボブまで切ってしまう。 すると彼は、「どうして切っちゃったの?」「俺

          「あなたのために伸ばした髪」をまだ切る決心がつかない

          大切な人と「死」について話しておいて良かった

          彼との永遠の別れは、突然訪れた。 難病を患う彼は、定期的に病院で検査を受けていた。 1ヶ月半ぶりに会った彼は、「主治医が驚くほど、検査の結果が良かったんだよ!」と誇らしげに語っていた。 それなのに・・・ 会った翌日、彼は帰らぬ人になった。 検死した医師によれば、死因と持病とは直接的な関係はなく、ほぼ即死だっただろうとのこと。 「そうか…願いが叶ったんだ。苦しい時間が短くて、良かったね。」 第一発見者であり、検死に立ち会ったご両親の話をぼんやり聞きながら、そんなこ

          大切な人と「死」について話しておいて良かった

          The most important thing is to enjoy your life – to be happy – it’s all that matters. 何より大事なのは、人生を楽しむこと。幸せを感じること、それだけです。 by オードリー・ヘプバーン

          The most important thing is to enjoy your life – to be happy – it’s all that matters. 何より大事なのは、人生を楽しむこと。幸せを感じること、それだけです。 by オードリー・ヘプバーン

          “永眠”という言葉に救われる

          人の「死」を表現する言葉は、色々とある。 亡くなる・息を引き取る・死亡・死去・逝去・他界・永眠・往生・天に召される・あの世へ行く…他にも多数。 初めて自分が遺族という立場になった時、身内の死を伝えることが辛かった。 そんな時、“永眠”という言葉に救われた。 そうか、もう目覚めることのない眠りについたのか… 眠っている間は、痛みも苦しみも感じないだろうから楽になったんだ… そう考えるようにしたら、少し救われた。 だから、訃報を知らせるメールや手紙には「永眠」という

          “永眠”という言葉に救われる

          猫になったんだよな君は

          1年前の今日。 私は、大切な人を喪った。

          猫になったんだよな君は