見出し画像

絵本#2 「スイミー」と「蜘蛛の糸」

 長男への絵本の読み聞かせについて,今日は「スイミー」と「蜘蛛の糸」について書きます.

 我が家では寝る前の読み聞かせが必須になっています.なかなか寝ないのでたくさん読まなくてはいけないと親も飽きてきますよね.また,絵本が重くて腕が辛い… なんてこともあります.そこで私と夫は何度も読んだ絵本は暗記するようになりました.中でもレオ=レオニの本は程よい長さで大人もそこそこ飽きずに読めるのでスイミー以外もよく読みます.また,夫の実家からもらってきた「蜘蛛の糸」は夫が好きでよく読んでいます(義実家のバイブルなんだそうです.チョイスが渋い!).最近は長男にはまだ早いかなと思う本も,大人の都合で読んでいます.

 読み聞かせていて気がついた「スイミー」と「蜘蛛の糸」の共通点があります.それは,音読しやすい!ということ.スイミーはレオ=レオニが作で谷川俊太郎が訳,蜘蛛の糸は芥川龍之介が書いていますが,おそらく谷川俊太郎も芥川龍之介も言葉の選び方のセンスがすごくいいんだろうと思います.言葉は難しくても,音のつながりが自然で読み聞かせるときの音読の滑らかさにハッとしました.何度も読んでいると(細部は間違えることもあるけれど)暗唱するのも苦ではないです.

 たかが子供への読み聞かせですが,良い文学への気づきがありました.


気が向いたらおすすめいただけると励みになります.いただいたサポートは書くときのコーヒー代に使わせていただきます!