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双子妊娠日記#2 双子育児に備えてお金と時間を確保しよう

自分への備忘録も含めて,育児についての公的支援を受けるための準備について書きます.支援の内容は自治体によって異なり,年月によって変わると思うので詳細は省きます.後日利用談も書けたらなと思います.


長男の保育園

妊娠時には「変更届」と「母子手帳のコピー」を自治体に提出する必要があります.ちょうど自治体から保育園に関する郵便物がきたことで気がつき,変更届を提出しました.私の住む自治体ではオンラインで提出できたので便利でした.出産後も変更届を出す必要があるので忘れないようにしたいです.

育児休業の取得と在園中の子供の保育園継続利用についてはこちらにも書きました.


ベビーシッター

「多胎児育児はとにかく人手が必要だよ」と母子手帳をもらった時の助産師さんとの面談で教えられたので,ベビーシッターに関する公的支援について準備しました.

育児支援ヘルパー事業(区市町村単位の実施)

 2歳までの子供がいる家庭に対して,自治体が契約しているヘルパー派遣会社のサービスを低額で利用できる支援です.
 私の自治体では単胎児の場合は1人70時間,多胎児の場合は160時間を上限に1時間900円でベビーシッターを利用できます.妊娠時から利用できることに加えて,子供の世話だけでなく簡単な家事も頼むことができます.
事前登録かつ支援センターの方の事前訪問が必要です.事前訪問は少し面倒に感じるのですが,利用方法のヒントやその他のサービスについても教えてもらえてよかったです.

育児支援ヘルパー事業は長男のときにも利用登録をして2回ほど利用したことがあります.2回でやめてしまったのは

  • 実家,義実家が近く祖父母の支援が受けやすいこと

  • 平日は保育園にいる分それ以外の時間はなるべく長男と関わりたい

という理由です.長男の育児を委託したいというよりも,家事を委託した方が私たちのニーズにはあっているということで,民間の家事代行サービスを利用することにしました.(現在も継続中です.)
 
 双子出産後には長男との時間をつくるためや,夫婦一方しか育児できない時の補助としてベビーシッターを利用してみようと思っています.

ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援,東京都)

東京都のサービスでベビーシッター代を定額補助してくれる支援です.https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/hoiku/bs/bsitijiazukari.html

 東京都が契約しているベビーシッター派遣会社と自分で契約して利用し,利用分を期日までに自治体に申請することにより助成が受けられます.1年度ごとに事業の継続が決まるらしいので,今後もずっと利用できるかは不明です.(続いてほしい…!)
育児支援ヘルパーとの違いは,

  • 対象となる子供の年齢が6歳まで

  • 助成対象となる利用時間は24時間(深夜早朝もOK)

  • 助成対象は保育サービスのみ(交通費,家事オプションは含まれない)

などだそうです.こちらも事前登録が必要で,長男分を登録しました.双子分は生まれてから登録する予定です.育児支援ヘルパー事業で足りなくなったらこちらを利用してみようかと思います.

生まれてから申請・利用できる支援(区市町村単位の実施)

 3歳未満の多胎児を育てている保護者に対してタクシー移動に利用できる「こども商品券」の支援があるそうです.出産後保健師などの訪問や面接を受ける1世帯につき,歳児ごとに24000円分支給されます.

公共交通機関での多胎児の移動は大変だと聞くので,特に親が1人で連れていかなければならない場合にはタクシーが利用しやすくなっていいなと思いました.


高額療養費制度

 多胎児出産の場合は,事前に1ヶ月程度の入院がデフォルト!と聞きました.そのため医療費が高額になることが多いので,高額療養費制度を利用すると良いらしいです.
 高額療養費制度は,医療費が年齢や所得に合わせて決められた上限を1ヶ月で超えた場合は,その超えた額を支給する制度です.

基本的にはまずは自分で負担して,上限を超えた分を後日還付されるものですが,一時的であっても負担が増えるのは大変という時は事前に「限度額適用認定証」をもらうと上限額以上を支払う必要がないそうです.

 限度額適用認定証は自分が入っている健康保険組合に問い合わせるともらえます.私の場合は所属機関の人事部組合担当が担当部署で,連絡して申請したらすぐに対応してもらえました.就労されている方は,私と同じように人事部に担当なことが多いと思いますので,産休取得の手続きと一緒にすればよりスムーズなのかなと思います.

おわりに

 多胎児の場合は子育て支援が手厚くなるので安心感がありました.以前のnote で参考にしたと紹介した江藤啓さんも書いていましたが,双子の場合申請のたびに2人分手書きしなくてはいけないのはとても面倒に感じました.申請はなるべく電子的にしてほしい,せめて住所などは省略できる形の書類になるといいなと思ったりしました.

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