🌑【脚本】無花果の頃
1. 学校 教室
放課後。静かな廊下。
直登(17)、忘れ物を取りに教室にやってくる。
教室に、直登の筆箱を持った沙織(17)が待っている。
気まずい顔の直登。
直登 「……あ……よお」
沙織 「よお」
直登 「何してんの?」
沙織 「これ忘れてるなぁと思って」
直登 「……ありがと」
直登、筆箱を取りに沙織に近づく。
沙織、直登にキスをする。
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