ここ数日、傘選びに苦労している。選択肢は3つ。 「雨天用デカ傘・折りたたみ傘・日傘」 日傘が必要な時、私は折りたたみ傘を持ち歩いている。 雨天用デカ傘が必要な時、私は日傘を持ち歩いている。 私は常に適当な傘を持ち合わせていない。 周りの人は見事に傘選びに成功している様子だ。 どこか私を「傘選びに失敗したやつだ」といった 冷たい目で見ている。 それにしても「傘」という漢字には「人」が多い気がする。 4人もの人を濡らさずに移動するためには、 雨天用デカ傘でも折りたたみ傘で
私はこれまで幾度となく「字が綺麗ですね」と言われてきた。 両親や友人だけでなく、学校・習い事の先生、バイト先の先輩・同期 加えて、初めて会った銀行のお姉さんにまで。 ここまでしつこく言われてしまうと、さすがに自負せざるを得ない。 最近では、字が綺麗だと言われても、「当たり前だ、馬鹿野郎。 わいを誰やと思っとんねん。そんなこと分かりきったことやで。 今更何を言うとんねん。」と、 自分に内在しているエセ関西人が顔をだし、 気がつくと心の中でツッコんでしまっている。 だいぶ驕
夜空に浮かぶ月よりも、青空に浮かぶ月の方が好き。すぐ近くにありそうに見えて、でも本当はすごく遠くにあって。宇宙に浮かぶ一つの衛星であるということを押しつけられてるような気がして、恐怖さえ感じてしまう、あの月が好き。 #創作大賞2023 #エッセイ部門 #日記 #宇宙 #月
韓国語をコツコツ勉強し始めて、はや156日目。 最近縁あって韓国人の方とお話しできる機会があり、生の韓国語を聞けたり自分の発音がきちんと通じるのか試すことができている。 今日も買い物をしていると、商品を探している韓国人の方が話しかけて下さり、無事にお探しの商品がある棚まで案内することができた。 最後には「韓国語上手ですね」的な事を言ってくれた。それは残念ながら聞き取れなかったけれど。 中学・高校と6年間勉強してきたはずの英語よりも、最近始めた韓国語の方が話せるのはなぜだ。
学生時代、数多くの作品を 現代文の授業で学んできた。 今思えば現代文の授業は とても充実した時間だった。 数学とは違い、答えや正解が一つではなく 人の数だけ多様に生まれていくもの。 その中で最も印象に残っている作品が、 高校3年生の時に読んだ 横光利一の『蠅』である。 今回あらすじは省くとして、 私がこの作品を読み、思ったことは 「事故の原因は、馭者が饅頭を食べてお腹いっぱいになり居眠りをしてしまったことではなく、田舎紳士の饒舌さにあったのではないか」ということであった。
食事中に電話がかかってきた 口の中にはまだ食べ物が 飲み込んでから出ることにしよう でも、早くしないと切れてしまうかもしれない でも、まだ飲み込むには大きすぎる でも、相手は5コールで切ってしまうかもしれない でも、まだ味わって食べたい箇所が残っている でも、また電話が終わったあとで味わい直すか 「もひもひ」 #創作大賞2023 #エッセイ部門 #日記 #電話 #トマト #今じゃない
3年ぶりぐらいに動物園へ行った。 虎。デカすぎて、もうよく分からなかった。 至近距離でペンギンを見ることができたが、 ペンギンの背中は触ったら テニスラケットのラバーの質感に似ている気がした。 あくまでも見た感じ。 これもまた3年ぶりぐらいに マスクを外して歩いてみた。 動物園特有の臭いでやられそうだった。 #日記 #動物園 #虎 #ペンギン #マスクﾎﾟｲ
しをんさんが書く男同士の友情にはお互いに「尊敬」があると思ってる。まほろ駅前の多田と行天とか、舟を編むの馬締と西岡とか、月魚の瀬名垣と本田とか、エレジーは流れないの怜と竜人とか。お互いがお互いをどこか尊敬できる、惹かれるところがあるからこそずっと一緒にいる感じがして、そこがすごく好き。 #本 #感想 #三浦しをん #まほろ駅前多田便利軒 #舟を編む#月魚 #エレジーは流れない
先日、NHKで放送されていた 「火星基地シミュレーション 隔絶された365日の記録」 という番組を見た。 火星を想定した場所で、 性別も国籍も職業も年齢も違う6人が 一年間生活を共にするというもの。 小学生のときから宇宙が好きな私は、改めて なぜ人類が他の惑星を目指すのか、 なぜ宇宙を探求し続けるのかについて考えてみた。 でも、なかなか答えが見つからない。 地球外生命体と接触して、 地球の美味しいご飯を紹介するため。 地球での生活がより良くなるための なにか成分や道具
パン屋に並ぶご飯派 #自由律俳句
もう街中で君とすれ違っても分からないよ
今日の朝は、 「まだ外でプールの授業するには早すぎるよ」の 匂いがした。 昨日の雨で地面が濡れていたせいかな。 泳ぐことは別に嫌いではなかったけれど、 プールのあとの授業は眠くてたまらないし 濡れた髪の毛を乾かせないから嫌だったな。 プールの授業が好きな人などいたのだろうか。 水泳部でさえ、いつも泳いでいるのだから きっと嫌だったに違いない。 #創作大賞2023 #エッセイ部門 #日記 #朝の匂い #朝 #匂い #プール #水泳
昨日のラヴィットで、 「オープニングから何かが起こる！」との予告。 おそらく藤巻さんが登場して生歌を披露して くれるのではないかと予想。 予想的中。 3月9日といえば誰かの誕生日よりも前に この曲が頭に浮かぶほど、 私の、そして現代人の脳に浸透しているであろう。 出演者の方々、最初は藤巻さんの登場に高揚し 曲が始まると誰からともなく音に合わせて体を 横に揺らし、一体感のある空間をつくっていた。 しかし、サビあたりの曲の盛り上がりが ピークに達すると、 ニューヨークの屋
おすすめの本ばかり聞いてくる友人が嫌いだ。 そもそも私は人に本を紹介するために 読んでいるわけではない。 実際その友人に何冊か紹介したことがあるが、 何の感想もない。 私は読んだら感想を言ってほしい性分だ。 面白かったならば面白いと。 気に食わなかったのならば気に食わないと。 いや、やっぱり気に食わなかったのであれば 言わないでほしい。 自分の大切にしている本や好きな作家さんが 否定された感じがしてしまう。 ましてや、その本を読んでいる私の人間性まで 否定されている
ズルズル ズルル。なんとも憎い音。 私は、麺が啜れない。 口を窄めても麺が入っていかない。 ただただ麺の周りの温かい空気を吸うだけだ。 音を立てて食べることを行儀が悪いとする人も いるとは思うが、音を立ててラーメンを啜らないということはラーメンに失礼であると私は思う。 しかし、なかなか啜れない。 一度、ラーメンを啜れない人は 口呼吸と鼻呼吸を無意識に 切り替えることができない人だという話を 聞いたことがあるが、 そんなことを言われてもよく分からん。 呼吸の仕方にまで
花束を持って帰る男子高校生。 その姿を見て胸がきゅんとなった私は、 花束の送り先を勝手に妄想する。 今日は言うまでもなく母の日ではない。 しかし、一輪、二輪の花ではなく束の花を贈るようだ。 なにか人生において、そして彼にとって 大切な日に違いない。 交際している相手にでも贈るのだろうか。 とは言っても制服を着ており、まだどこか幼さの残る高校生だ。 プロポーズにしては早いだろう。 お相手の誕生日に贈るぐらいに考えた方がまだ無難だ。 にしても、誕生日に花束を贈るなんて粋す
