見出し画像

躁うつ病を患った末に大学を休学した話。(part③)

こんにちは。suiです。

part②からの続きで、
現在の病気の様子と今後について、現時点での考え等を書き綴っていきたいと思います。


現在は、躁うつの波のうつ状態にあって、最近は調子があまりよくない日が続いていました。

ですが、4月後半から5月前半にかけて、すごく調子が良いと感じるほどの(軽)躁状態になっていました。今思えば、(軽)躁状態だったなと思いますが、その当時はほんとに調子が良くなった、毎日が上手くいってる、バイトが楽しい、やりがいを感じる、このまま何でも上手くいきそう、なんでも出来そう、きっとこのまま仕事として上手くいく、なんてことを考えててとにかく調子がいいと思っていました。

そして、その時期にアルバイトを一気に週5入れるようになってしまい、疲労が気づかないうちに蓄積していったのでしょう。

その後、5月後半から一気にうつ状態に。
5月後半だけで3日もアルバイトを欠勤していまいました。
とにかく身体も心もだるくてしんどくて、何をする気力も起きなくて、ずっと寝ていたい、もう動けない、特に理由は無いのに悲しい、辛い、と考えてしまう毎日に。酷い時には取り乱してしまって自傷行為を1度だけしてしまったり、なんだか消えてしまいたいなぁなんてことも考えてしまったり。

でも、この躁状態もうつ状態も、以前の一人暮らしをしていた大学生時代(休学中なので今も一応大学生ですが)に比べると、まだマシな方だと思います。そう思うと、少しずつ良くなってきているのかもしれません。

さすがに(軽)躁状態の時に調子に乗って週5の出勤にしてしまったのは、双極性障害を患っていて療養中の今の私にはキツすぎたので、今月から週3勤務に変更させてもらいました。こういう時に融通が効くのはアルバイトの良いところだなと思います。

これから暫くは、週3勤務・週4休日で様子を見ていくつもりです。


そして、今後のことについて。

最近、障害者手帳のことについて調べたり、精神保健福祉センターに相談に行ったりして、障害者に対する様々な福祉サービスについて知る機会があり、就労移行支援事業所というところがあることを知りました。

就労移行支援事業所とは、病気や障害のある人に対して就労に関する様々な支援を行っているところで、就職に向けた専門スキルの講習、面接指導、インターン先・就職先の紹介、就職後の定着支援、メンタル面の相談、自己管理法の習得などを行っているそうです。

これと似たもので、地域障害者職業センターや障害者就業・生活支援センターというものもあります。

私は、休学期間が終了する夏の終わりに退学し、秋から就労移行支援事業所に通って、就職に向けて少しずつ活動を始めていこうかと考えています。

様々な福祉サービスがある中で、就労移行支援事業所を選んだ理由としては、詳細は色々とあるのですが、簡単にまとめると、長期的に密接な関係を築きながら親身で丁寧な支援を受けられるだろうと感じ、精神的に余裕を持ちながら就職に向けて歩んでいけると感じたからです。そして、就職のことだけではなくて、自分の病気についても支援を受けながら、自分自身のペースで病気と向き合い整理し、理解していくことができると思いました。

もし、これらの福祉事業について気になる方は、ぜひ調べてみてください  (  ´꒳​`  )

まだ、概要についてネット上で調べてみただけなので、今後、いくつかの事業所の体験に行ってみて、実際どこに通うかを決めていこうと思っています。


そして、何故、大学を退学しようと思っているのかについて。

これにはいくつかの理由があります。

・双極性障害の躁状態やうつ状態のストレス発散による散財で奨学金を使い込んでしまい、既に借りる予定だった金額以上に高額の借金を背負っているため、これ以上学費に奨学金を使って借金を増やしたくないため

・実家から通うことが可能な範囲に大学があるのではないため、一人暮らしが必須になり、大学に通い続けると、自分にとっては、双極性障害が寛解せず再発を繰り返しやすい生活環境になってしまうため

・卒業するために必要な、残りの授業単位数が、一般的な4回生よりも多いため、1年で卒業することがハードになるため。2年以上かけて卒業するには、更に奨学金を借りなければならないので借金を増やすことになってしまうため。

・奨学金という借金をこれ以上背負うリクスや、一人暮らしによる病気の悪化のリスクなどを背負ってでも卒業することへの覚悟をもつことはできないと感じるため


これらの理由から大学の退学を考えています。
(まだ自分の中で考えているだけで、両親との話し合いは休学期間終了前に行うので、決定事項ではありません。)

これらの理由を挙げていることには、私の「勉強」そのものに対する今までの経験や考えが関わっていると思います。

小学生後半から中学受験のため、塾に通う日々が始まり、小学校・中学校・高校とずっと塾に通い学校でも勉強に励む学生でした。勉強に励んでいたというのは、そうせざるを得ない環境に身を置いていたという方が正解だと思います。
小学生の頃から、周囲の友達や家族からも勉強ができる人だというレッテルを貼られ(←これは有難いことでもあります。)、自分は勉強を出来なければならないという意識に縛られ続けて、勉強が得意とか好きとかいうわけではないのに、ずっと勉強を熱心にしなければ生きていけないような環境に身を置いてきました。話を盛っているように受け取られてしまうかもしれませんが、この言葉どおりのイメージを、私は勉強に対して持ち続けてきました。
大学受験を決めたのは、他の選択肢から自分で選んで大学受験を決めたのではなく、初めから大学受験しか考えられないような高校に通っていたため、その他は全く考えたこともありませんでした。あの頃に、ちゃんと他の選択肢もあるのだということに気づけていれば、今は違ったものだったのかもしれません。
大学受験をする以外の方法はないと思い込んでいたため、家庭の経済事情から奨学金を借りなければならないと言われても、それしか方法はないと思っていたから、なんの迷いもなく借りるしかなかったのです。
そうやって、大学に進むこと以外の道は私の前にはないまま、受験を終え大学に進学しました。
進学先の大学は、私が自分自身で選んだ大学なので、この大学じゃなければよかった、他の大学がよかったなどとは思いませんでした。
しかし、大学に行きアルバイトも始めて、少し社会に出たことで、今までよりも色んな生き方に出会い、大学に行くこと自体が違う未来だったら、と考えたことは何度もありました。

こうした経験から、きっと、本音では、
「勉強をすることを強いられる環境からはもう逃れたい」という気持ちが存在しているのだと思います。
もう逃げたい、もう疲れた、これが本心なのだと思います。

だからこそ、双極性障害を患ったことで、幸か不幸か、人生の歩み方を考え直す機会を与えられ、ここで変えたい、そう思っているからこそ、大学の退学を考えたという理由もあると思います。

勉強というよりも、なにかを学ぶこと、それ自体には興味も好意も持っていて、自分の興味心から勉強をすることもあります。

ですが、今まで経験してきたような、勉強をせざるを得ない生き方にはもう疲れてしまいました。

この意見には、賛否両論、もちろんあると思います。
これはあくまで、私の今までの人生からの、私ならではの考え方です。

でも、私は、これでいいと思っています。
逃げたっていい。
逃げたいならそうしてみることも、一つの選択肢だと。

そんな生き方もアリなんじゃないかと。

今までは、1つの生き方しか見えていなかったけれど、色んな選択肢を知ることが出来た今の自分だからこそ、そして、精神疾患を患った今の自分だからこそ、選びたい選択肢が出来たのだと。

これが私の本心なのです。

まだ、退学することは決まっていませんが、両親とは、できるだけ素直な気持ちで、どうするかについて話し合いたいなと思っています。


長々と自分のことについて書き綴ってきましたが、読んでくださった方々、本当にありがとうございました。

ここで、一度、躁うつ病を患って大学を休学したという、このエピソードについては終了にしたいと思います。

自分の心の整理のために書いてきましたが、自分自身としっかり向き合って色んなことを考えることが出来る時間となりました。

実際に大学を退学したのかどうか、就労移行支援事業所に通い始めたのかどうか、など、また今後についてはその時々に投稿するかと思います。

不慣れでまとまりのない文章だったかと思います。
長々と失礼致しました。
ありがとうございました。🙇🏻