バングラデシュ出張まとめ。ITエンジニアの盛り上がり。
仕事でダッカ(バングラデシュ)に3日間出張していました。
出張で感じたことを書き留めている記録ですので、テック系スタートアップの人 N=1の感想としてお楽しみいただければと思います。
ダッカについて
正直な話バングラデシュに来るまで、全然調べたことが今までありませんでした。
国土は日本の4割だが人口は1.3倍の1.6億
経済成長率は近年6 - 8%で推移
近年ではデジタル化・IT化が著しい
親日で日本に住んでみたい国民が多い(らしい)
日本製電車などJICAからの支援で国は急速発展
参考 https://www.euglena.jp/times/archives/17274
たしかに人口密度が高いみたいなイメージはありました。
一方でITに力を入れているというのはよく知りませんでした。
JICA中心に日本が積極的にバングラデシュに投資しており、新たな経済特区として注目されています。
日本とバングラデシュの関係(IT)
ITエンジニアに関しての日本とバングラの取り組みとして知られているのが宮崎県。
宮崎県では2017年から2022年までにバングラデシュから50人以上のITエンジニアが延べ24社に就職。
実際にLinkedInで日本在住の外国人エンジニアにつきて調べていた時、バングラデシュ出身で宮崎で働いてからよく聞くような名前のテック企業に就職しているケースをいくつも見ました。
バングラデシュでお話した現地の方曰く、日本語を積極的に学ぶ意思があり、まだ給与が高くないため、海外で働きたい人が多い。
労働量が豊富にあるバングラデシュとしては、労働力不足である日本企業に対して、自国のエンジニアをもっとし、どんどん日本に羽ばたいていってほしいと話してくれました。
国策として進めており、バングラデシュ・日本のIT産業の発展に貢献することを目的として、2022年9月にIT関連団体の連合体、BASISが設立されています。
もっと知りたい方はこちらの記事を読むと勉強になります。
日本のグローバル化の架け橋になる可能性
私は海外の方が日本語を学ぶのを待つモデルでは中長期で継続してスケールすることが難しいため、日本企業こそもっとグローバル化に意志を持って踏み込むべきだと考えています。
一方で、日本で英語開発環境になるには時間がかかることから、片言でも日本語を話せるバングラのエンジニアと一緒に開発を進めて、エンジニア組織全体のグローバル化を目指すといったことは仕組みとして現実的に可能かもしれないと感じました。
調和技研のように現地に開発拠点を持つ会社や。VX-ACTのようにパートナーシップをバングラデシュのIT企業と締結し、オフショア開発を受託を請け負っているケースなどが実際に起きています。
今後もグローバル開発拠点に向けた取り組みはトレンドになっていくことが予測されます。
出張を通して感じたエネルギー
正直に感じたことは、表現として適切かはわからないですが、発展途上国の the アジアという印象。
まだまだ圧倒的にインフラが整っていなく、人口密度が多いのでとにかく人が多い。いたるところで工事をしており、車も多いので歩くのも困難。
今回の出張で印象的だったことは、誰と話しても、どう国を良くしていくか、そのために何をしないといけないか。自国の発展を当事者意識を持って取り組もうとしている姿勢に圧倒されました。
まるでシードフェーズのプレゼンテーション。
今は自国はこの位置にいて、今後ここまで持っていきたい。そのためにこういうことに力を入れていきたいというプレゼンを聞き、意思の強さを感じました。
先週より往訪していたバンガロールはかなり発展している印象の中、ダッカはこれからのフェーズ。
まだまだ優秀な技術者が埋もれており、今後も育っていくだろう。バングラデシュでのエンジニア採用に興味がある方、弊社のFindy Globalにはバングラデシュの技術者の登録も多いため、ぜひお声がけください。
お気軽にお問い合わせください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?