見出し画像

バリュー浸透に向けた取り組みについて

エンジニア採用とエンジニア組織支援作りが得意なFindy(ファインディ)の河島です。

ファインディは、5つのバリューを掲げています。

バリューとは、組織が重視する考え方や、やり方、流儀、行動指針になります。

昨今『何をするのか?』よりも『誰とやるのか?』を大事にしている企業が増えているみたいな背景もあると言われており、バリューは求職者にとって自分自身が共感できる価値観を持っている企業を選ぶ際の基準になり、また企業内にとって、バリューは事業成長に向けて組織文化を強固なものに作り上げていく土台になるため、採用や組織開発において非常に重要な役割を担います

こちらの記事では以下について紹介します。

・ファインディの5つのバリューについて
・バリュー浸透に向けてどのような取り組みを行なっているか

ファインディの5つのバリュー

画像1

順番にも意味があります。どれも大切にしている考えですが、特に前向きであることを一番重視しています。

- 前向き

スタートアップは困難な挑戦に一丸となって取り組むことで壮大なビジョンを実現するための場だと私は考えています。

当然、苦しいことも、納得できないことも発生します。
だけど、ビジョンを実現するためにそこを乗り越えていく必要がありますし、その際に前向きさこそが最も大事だと思っています。

プロダクト・オペレーションを、組織を急拡大させながらより良いものにしていく過程で、中には足りていないところも日々日々出てきます。

例えばですが、開発において改善すべきポイントが見つかったとき、なんでこんな作り方したんだよ、ではなく、伸びしろと言い合ってます。

振り返ることも大事ですが、どうすればよくなる?って前を向きながら一緒に仕事をした方が気持ちいいですよね!

- 誠実

仕事をする上で、相手に対するリスペクトも大事です。例えば人材業界の良くない習慣として、売上目標に向けて転職を無理に勧めるなどが過去にあったと業界関係者やユーザーから聞いたことがあります。

営業担当からするとたしかに目先の売上がかかっていますが、転職者からすると人生そのものがかかっています。だからこそ誠実に、リスペクトを持って向き合いたいという思いからきています。

ファインディでは、候補者の方が転職意思決定する際に、人材業界では当たり前で使われがちな「決まる」という言葉を使わないようにしています。

自分なりの正義ではなく本当に相手の気持ちや立場を思って誠実に、リスペクトしてその発言をしているかは仲間と働くという意味ではとても大事なことだと思っています。

- チームワーク

スタートアップ初期は個人商店の集まりのようなもので、営業屋、開発屋、マーケ屋がそれぞれ独立して、動いています。

一方で、一定規模になってくると、チーム内でのナレッジの共有やベストプラクティスづくり、あるいは他チームとの連携をしっかりやっていく必要があります。

どれだけ優秀な人が集まっても、1+1が=1.5では意味がありません。1+1が2あるいは3になるようにコミュニケーションや仕組みを作っていく必要があると思っています。

そのためにもチームワークが大事であり、称賛しあえる関係性、共に上手くいったこと、上手くいかなったことを共有しあい、チームで強くなる考えをとても大事にしています。

- スピード

スタートアップが何で資本力もあり、人もたくさんいる大手企業に勝つのか。大事なのはスピードになります。

たとえば、戦略は大事ですがじっくり練るのではなく、まず手を動かし、動きながら戦略を練ります

LayerX福島さんのツイートが的を得ていると思っております。

画像2

限られた時間、限られた資本で戦うしかないので、スピードを意識して日々業務に取り組んでいます。

- No. 1

ソフトバンクの「No.1って楽しい」というバリューがあります。中身の内容も非常に素敵です。
No.1だといろんな機会がやってきます。No.1とNo.2は雲泥の差があります。

まずは事業としてそのドメインでNo.1を目指すことが大事です。エンジニア転職でNo.1、エンジニアフリーランスでNo.1などなど。

そして個人でも、それぞれ得意なことで良いので、何かで社内No.1になっていく社員が増えていってほしいという想いも込められています。

画像3

バリュー浸透に向けてどのような取り組みを行なっているか

ファインディでは以下の取り組みを通して、社内にバリューが浸透し、興味を持っていただいた社外の方にもファインディのバリューが少しでも届くように色々施策を試みています。

  • slack のバリュースタンプ
    スラックで5つのバリュースタンプを作っています。バリューに沿っているなーって思った時は積極的にスタンプを送ることをしています。

  • 言葉にして褒め合う
    顧客やユーザーに誰かが褒められたのを見た時、仕事のコツとか皆の為になることを発信していたり、日頃の業務で良いなと思ったとことを言葉で伝える会社にしたいと思っています。slackや週次定例など通して発信を全社で心がけています。

  • 週次バリュー発表
    毎週月曜日に全社週次定例があります。そこで、バリューに沿った発信や行動をしている方に毎週1人お声がけして簡単に全社に話していただいております。

  • シャッフルランチ(今はオンライン)
    月に一度、ランダムに各部署5-6人でコミュニケーションを図れるイベントを行なっています。今はオンラインで、雑談したり、何かテーマを持って話したりしてます。
    バリューもテーマとして取り上げて、皆の考えを交換し合う機会を設けています。

  • 半期バリュー賞
    半期に一度、各バリューに一番適した行動をした方を表彰させていただく場があります。また総合MVP賞もあったりします。
    皆で盛大に表彰した人を祝うのは楽しいですよね。

  • 全社で発信する文化
    文化を浸透させる際に大事なことは、経営陣から積極的に行うことです。たとえば、代表山田さん、CTO佐藤さんは定期的にnoteやブログで発信しており、私自身も昨年note40本以上書くなど、率先してマネジメント陣が発信したことで、自然と全社の発信が増えたと感じています。

    Kibelaを活用してノウハウ記事を蓄積していくとか、新しく入社した方もnoteで入社エントリーとかを書いてくださるとか、そういった発信文化が根付いている感じがします!

バリューは、考えて決めるもの、というよりは、会社の成長に沿って、社員皆で自分たちってこういうところを大事にしているよね、という考えを議論して、自然と言葉になっていくものだと思います。

最後に

バリューの一致をなぜ採用において大事にするか。

正確に言うと、バリューだけではなく、ミッション・ビジョン・バリューの共感を大事にしています。(ファインディはミッションはなく、経営理念を掲げています)

前向きを1つ目のバリューに掲げていることにつながりますが、スタートアップは困難な挑戦に一丸となって取り組むことで壮大なビジョンを実現するための場であり、苦しいことも時にはあります。

自分がやっていることに本気でコミットできるか、これで成長度合いが圧倒的に変わるため、長距離マラソンのように、やる気を持続させながら日々の仕事に向き合い続けることが求められます。

そのため、感覚的に同じところを一緒に目指していけるかという感性が一定近しいかが大事だと思っています。

ここは難しくて、考えは違ってていいし、好きなものも違っていい。時には登り方でぶつかることもある。ただし、大きく目指していることや大きな感覚は似ている、といったところがバリューなのではと思っています。

同一性の集団を作りたいわけでも無いし、多様性に反しているわけではない、バイブスというのか、”感覚”というフワッとしたところを揃える。

そこを少しでも手助けし、お互いミスマッチでした、ってならないようにバリューを言語化するのが良いのだと考えています。

そして、バリューはトップダウンではなく、全員で作り上げるもの

全員でバリューを決めて、組織が拡大したときにもそのバリューを社内に浸透させ続けるために必要なことはトップが、経営陣がまず背中を見せることです。

トップが動くと、他のマネジメント陣も動きます。

そうやって少しずつ、組織全体に、発信する文化が根付いていくと思います。

ファインディはこれからもバリューを磨き続けていくために、色々取り組んでいきます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?