見出し画像

2021年組織全体の力を2倍盛り上げるために向き合ったこと(採用・組織作り)

エンジニア採用とエンジニア組織支援作りが得意なFindy(ファインディ)の社長室室長河島です。

皆様のおかげでFindyは順調に事業を伸ばすことができ、多くのユーザーやクライアントにご利用いただくことができました。

2021年春にFindyに参画し、「組織を大きくする」ために社長室として取り組んだことを振り返り、来年に向け更なる飛躍をしていきたいと思っています。

【こんな人におすすめ】
・スタートアップで、50人未満から100人フェーズに向けて採用や組織作りを行なっている
・ベンチャー採用人事
・ベンチャー経営者

50人未満から100人フェーズに向けて取り組んだことを、1年振り返りながら、来期に向けた採用について書きました。

スタートアップフェーズで、採用に力を入れて組織を拡大していきたい経営陣・採用人事の皆様に参考になればなあと思っております。

一般的に50人の壁でよく起きること

・社長がマネジャーに権限委譲を行うフェーズ。メンバーと経営陣の距離が出始め、経営陣に話しかけにくい人がでてきたり、経営陣の方向性が伝わらなくなる

Findyでも、昨年から今年上旬にわたって何人か離職が発生しておりました。離職が起きない会社はないので、それ自体は自然なものですが、コミュニケーション不足が一定原因となっていたものもあったのではないかと振り返ります。

採用を強化し社員数が増え始めた中で、経営陣の考えている方向性が伝わらず、「自分はどこを目指せばいいのかよくわからない」「会社の方向性と自身の方向性は異なる」と感じてしまったのではないかと思っています。

【50人フェーズで起こることポイント】
一般的に、社員と経営陣との溝が出てくるフェーズ
・社員のエンゲージメント低下による退職者の増加
・採用ブランディング不足による採用計画のビハインド

取り組みその1〜組織の活性化〜

ソリューションはシンプルに、徹底的に経営陣の発信を増やしました。

取り組み
・経営陣の発信や社員との接点を増やす
・河島自身も社内社外向けに記事を発信
・社員とできるだけ個別に話す
・発信力のあるメンバーにも発信を個別にお願い
・メンバーへの週報のお願い徹底と、週報には必ず返信
・バリューに基づいた行動をスラックで称賛する など

結果
地道に発信を増やすという愚直な取り組みだが、継続することで経営陣が何を考えているかわからない、みたいな声はなくなり、会社全体に発言しやすい空気が醸成され、現在の非常に活気のあるオフィスの雰囲気に繋がったと感じる。

取り組みその2〜経営理念とビジョンの見直し〜

Findyのビジョンは、「テクノロジードリブンな事業成長を増やす」でしたが、浸透度合いが少し低いのではないかと懸念がありました。

具体的には、組織が大きくなる中で、社員自身が行っている業務とビジョンが上手くつながっていない感じがしたこと、Findyが目指す先が社員それぞれ揃っていない感じがしていると経営陣で課題感を持っていました。

そこで、経営理念とビジョンの見直しをプロジェクト化し行いました。

取り組み
・経営理念とビジョン見直しプロジェクトの発足及び実行

気をつけた点としては、経営陣中心に少人数メンバーで動きつつも、定期的に全社に考えていることを共有し、皆の意見を取り入れていくこと。

全社で取り組んでいるという一体感を大事にし、経営理念とビジョンを自分事化し、自分で考えるということをしていただくよう配慮しました。

皆積極的にコメントしてくれ、全社会議では積極的な議論が生まれ、こういう場をもっと増やしたい、という声もいただき、非常に良い取り組みになりました。

刷新した経営理念とビジョンがこちらです。

画像1

今後Findyが目指す世界観について詳しくは、こちらの記事にて記載しておりますので、興味ある方はご覧ください。

結果
全社で、Findyは「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」という目線合わせができた。
エンゲージメントサーベイでも会社の目指す方向性について理解しているスコア向上に繋がった。
また、採用観点でもFindyは何をしている会社なのか伝えやすくなった。

取り組みその3.〜全員で採用!採用10x Project〜

経営会議をしていると、あらゆるイシューが採用に戻ってくることを強く感じたため、今年7月より半年間とにかく全社で採用することを意識し、リーダー以上がスカウトを打つ「採用10x Project」を立ち上げ、取り組みました。

取り組み
・母集団増やすために採用強化プロジェクトの発足
全社向けに、採用強化を周知。リーダー以上は必ずスカウトメールを打つことを徹底

・エージェント強化
10 - 12月は一般的に母集団形成が難しくなる時期であるため、スカウトだけでなく、エージェント向け説明会や個別に関係性強化を図り、エージェントの皆様からの協力を強めました。

・発信を増やす
まず、リーダーである自分自身が背中を見せないことには説得力がないため、7月以降20営業日連続自信でnote記事書き、発信の全社ハードルを下げにいきました。以降も定期的に発信を続け、この記事は41記事目になります。
Twitterも毎日投稿を続け、とにかく発信量で社内の誰にも負けない状況をつくりました。

・社内インタビュー実施
注力ポジションを優先に、中で働いているヒトのイメージをしやすいように社内インタビューを開始。今月までに9記事リリース

・アトラクト強化
Findyの目指す方向性や自信が取り組むことの解像度を上げていただき、一緒に働く仲間のイメージを掴んでいただくため、積極的に候補者と話す場を作っています。

以下、採用力10倍に向けて取り組んでいることの記事になります。こちらに書いたことは概ねやり切った一年となりました。

結果
月間5-6名平均でフルタイム採用できるようになってきており、フルタイム社員が70名を超える組織に成長

2021年振り返り

振り返ると、シンプルにFindyは素敵な会社と、自分で言っちゃうくらいにFindyは雰囲気が良く勢いを感じます!

取り組みまとめ
・経営陣が積極的に発信することで、社員も自発的に発信しやすくなる
・ビジョンと経営理念を自分で考える機会を創ることで会社の目指す方向性の自分事化することができる
・バリューについて常に発信し合うことで全社で皆がバリューを自然と意識する会社に
・社員が元気だと周りに伝わる。採用のアトラクト向上に繋がる

来年に向けて

初速として良い感じになりましたが、来年はフルタイムで100人を越すフェーズに進みます。

そのためには採用も組織作りももっと力を入れていきたいと思っています!

また事業が成長していく中で、ファイナンス・投資家コミュニケーションも一層力を入れていきます!

よりコミットしていく所存とし、2022/1より、執行役員CFO(ファイナンス・採用・広報)に就任することになりました!

今日のスタートアップ役員は、よりいっそう発信力が求められます。

経験はシェアする時代に。発信型CFOとしてFindyの魅力を投資家・候補者・メディアに伝えていき、組織の力を2倍、いやそれ以上にできるよう来年も頑張っていきます。

人、組織、お金の循環、それをやりきり新しい時代のCFOをつくってきたのがメルカリの小泉さんだと思っています。

目標は大きいですが、小泉さんのように私自身も発信・採用に力を入れ、組織全体を大きくしていくことに来年も取り組んでいきます!

Findyへの興味やスタートアップでの組織づくりに興味がある方おりましたら、気軽にMeetyでお話できればと思います!

2022年も頑張っていきます!

河島


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?