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KDP電子書籍たいへん記  その2

  
 電子書籍を作ってみようと思ったきっかけは、絶版になった自分の本がネットでとても高額で売られていたから。これまで何度か、友人や知り合いが「あの本買ったよ」と言ってくることがあったのだけど、おそらくかなりの高額で入手したはずなのだ。うれしい以上に、申し訳ない気持ちになりました。現在も紙の本は7700円などというおそろしい数字になっています。あの薄さで、あの内容で……。
 
 それで、廉価で済むようにと電子書籍作成に取り組みました。
 
 まずなにより、原稿があることで、その分の手間はありませんでした。しかし紙での出版からだいぶ時間が経っているので、内容を見直さなくてはならない。それで、原稿を読み返すことから始めました。
 
 小説ということで、さほど大きく変更するところはありませんでした。しかしこの時点でも誤字脱字を見つけたりと、読み返しの手間を惜しまなくてよかったなぁと思いました。以前公的機関に提出する書類を作る仕事をしていたのですが、そのとき上司から、「チェックは何度しても、得になることがないとしても、損になることはないから」と教えられました。たしかに、かかる時間、という点では多少損になると言えるかもしれません。しかしたくさん文章を書いている人なら分かるでしょうが、とにかく何度読み返しても誤字脱字というものは出てくるもの。見直しに損がないというのは、確かなことです。ですので、まず電子書籍を作られる方は、たとえ直近で作った原稿であっても、あらためて「電子書籍にする」という意識で読み返してみるのがいいと思います。
 
 ところでこの『北関東から競馬がなくなる日』、本日1月2日より1月4日まで無料キャンペーンを行っています。地方競馬や洋楽などが好きな方なら楽しめるかもしれません。まぁとにかく無料で薦めやすいので、お知らせさせていただきます。
 試し読み機能は付いていないのですが、kindle unlimited なのでチョイ読みもできます。


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書き物が好きな人間なので、リアクションはどれも捻ったお礼文ですが、本心は素直にうれしいです。具体的に頂き物がある「サポート」だけは真面目に書こうと思いましたが、すみません、やはり捻ってあります。でも本心は、心から感謝しています。