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大学で演劇を学ぶということについて(序)

劇場での最終発表・上演がある卒業制作の顔合わせが今日行われた。
僕は舞台監督指導という立場でこの作品に関わる。

日本大学芸術学部演劇学科の卒業制作には演劇・洋舞・日舞の3つの制作での卒業制作があり、(もちろん論文もあるのだが)4年間の集大成をここで発表する。

この集大成でもあり、人生の1つの岐路でもあり、転換期でもあり、男も女もあり、価値観のぶつかりでもあり、そりゃあもう一筋縄ではいかないことが多い。

それは作品を創るということが、こんなにも作品以外にも向き合わねばならないという意味において卒業制作に勝るものはないと断言できる。

今日はフラッシュバックの1日でもあり、思いがけず原点に帰ることにもなった。そして新たな旅立ちの日。

・最後の公演にする人、通過点にする人
・連日の四文屋会合
・血液型別オリエンテーション&野外稽古
・演出が悪いのか役者(立ち方)が悪いのか
・演出家孤立事件
・劇作同士の戦い闘い
・ダブルキャストの闇
・気づけば元彼元カノがそのまま役どころ
・深夜の江古田、線路に男二人台詞の掛け合い
・人生の転換期転換表
・武蔵大学小山田事件
・1回では収まり切らずの3演目上演
・卒業制作費1人7万円、2回にわけて支払い
・深夜バラしからの打ち上げ

思い返せば無茶しかなかった

コロナ禍において気づかないうちにセーブしてたり、
中々思い切った選択ができてないのなら
ちょっとやそっと無茶したっていいじゃないか
最後くらい思いっきり、全てを投げ出してやったっていーじゃないか
だって卒業制作だよ?

だから自分たちを
もっと自分たちを、
一緒にいた仲間たちを
信じなくていいから頼ってみてもいーじゃないか

だって卒業制作なんだもん
もうこのメンバーで卒業できないんだもん

と言いつつも舞台監督の学生にはクレバーであれと言ったりする。

だからどんなことがあっても添い遂げるつもり

初心表明。本当に楽しみだ。
小屋入りまであと45日

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