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第2章 #4 コンセプトという難問
ブランドを考える思考のプロセスのステップ1にわたしが定義したのが今日の内容であるコンセプト。
コンセプトを見くらべる
私の中で、ブランディングの成功は、コンセプトありき、という仮説を立てました。
そして、新しいブランドならば、成功するコンセプトは、芯を食ったものでなければいけない(つまり、シンプルでわかりやすい)という追加の仮説を立てました。
調べていく中で、NGOの中には、非常にわかりやすいコンセプトを持ち、共感を集めやすい団体があることがわかりました。
例えば、
ACE
世界の子どもを児童労働から守るNGO
かものはしプロジェクト
子どもが売られない世界をつくる
ビッグイシュー
ホームレスの人の社会的自立を応援する
ハタチ基金
東日本大震災で0歳だった赤ちゃんが、無事にハタチを迎えるその日まで。
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(Peace Winds Japan、PWJ)
紛争地や災害被災地での国際人道支援
逆に、コンセプトや対象、事業内容が不鮮明だと感じる団体もあります。
そういうコンセプトは総じてこんな感じです。
子どもたちの未来をつくる
どんな子どもの、どんな未来かが伝わらない持続可能な豊かな社会を実現する
団体の関心が環境なのか教育なのかの具体的な問題提議がなく、また豊かになるための手段も不鮮明。誰もが住みやすいまちづくり
住みやすい町のイメージが湧き上がってこない。そこに取り残されている人はどんな人なのかわかりづらい。
誰にどんな価値を提供するのか
コンセプトを見くらべてみると、誰にどんな価値を提供するのかがわかりやすいことが大切だと感じました。
さらにどんな方法で、というのが加わればより具体的なメッセージを伴うかもしれません。
こちらを意識した上で、コンセプトに散りばめるキーワードを深掘りしていきます。
コンセプトとなるキーワード
当社のコンセプトとなるキーワードを羅列してみました。
フェアトレード
オーガニック
小規模生産者
未来
夢
安心
おいしい
生産者がわかるコーヒー
手から手へ届ける
作り手と買い手をつなぐ
三方よしのコーヒー
誠実さ
透明性
フェアトレードを選ぶ
ライフスタイル
選ぶよろこび、飲むよろこび
つながるおいしさ
毎日の一杯をフェアトレードに
これらのキーワードを吸い上げ、さらにご利用いただく方に共感していただける言葉に落とし込まなければなりません。
本音はこんな感じなのです。
フェアトレードが当たり前の世の中に
でも、これだとマッチョすぎて、オシャレなお客様に敬遠去れてしまいそうで・・・悩ましいですね。
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