見出し画像

第2章 #9 新ブランドのデザインについて考察する

新ブランドのアイデアをデザイナーにオーダーする手順

創業のときから当社のデザインを担ってくれている友人でもあるデザイナーに、現在の当社の状況をシェアし、今後の目指すべき方向性について共有してから数日が経った。
再びボールはわたしの手元にある。早くパスをまわさなければと思いつつも、手毬のように掌の上でぽんぽんしているところからまるで進まない。
今日は、そのボールを一旦デザイナーに手放すべく、デザイナーにどのような依頼するか、明確にすることにした。

・ブランドコンセプトは「THE FAIR TRADE」
・商品コピーは「物語を味わう」

打ち合わせでいただいたデザイナーからのリクエストは、味わう物語がなんなのか?

それに対してのわたしの回答がこちら。

物語の主人公は「あなた」

届けたいのはおいしさ。
そしてコーヒーが「あなた」に届くまでの道のりを
まるごとお届けするのが、
THE FAIR TRADE、
このコーヒーです。

あなたの共感が
物語のつづきの、はじまり。

このコーヒーを手にしていただき
飲んでいただけることに
心から感謝します。

偶然にも、今日、当社に物語の主人公「あなた」がはるばる長崎からやってきてくださった。小学1年生と幼稚園のお子さんがいながら、今秋、コーヒーショップをオープンさせたいと。その前に、いつも利用しているコーヒー豆の販売している場所を訪れたい。

その並々ならぬ熱意に、わたしは心が大きく揺さぶられた。
いただいたお手紙にも、わたしたちのコーヒーが「今までやっていたパートの仕事を辞めて、コーヒーに向き合うきっかけになり、コーヒー屋をやろうという気持ちが生まれた」と書いてあった。
「自分では外国(までコーヒーを買いに)は行けないので、(株)豆乃木が大切に仕入れてくる豆とともに、これからいろいろチャレンジしていきます」と結ばれていた。

あなたの共感が
物語のつづきの、はじまり。

まさに、その方のコーヒー屋としての物語が生まれようとしている。


新ブランドで、顧客の熱狂を生むことは可能か

その方は、以前より、わたしのブログや動画、インスタへの投稿などを読んでくださった稀有な方。
でも、これからわたしたちが生み出そうとしているブランドは、ブランドとしての「THE FAIR TRADE」を認知してもらうことはあるかもしれないけれどわたしの思いや夢を、直接、このように直接的に受け取ることはあるだろうか。それがなままに、ブランドが一人歩きしたのだとしたら、それがある種、ブランド化の成功といえるだろう。
「主体」なきブランドに、どのように熱狂がこもるのか。
そこには、「象徴」となるブランドデザインを、ある種「崇める」「信じる」という熱を生み出す必要がある。
そこにブランドが誕生する。

デザイナーへの依頼事項

「主体」なきブランドに、「象徴」となるブランドデザインをオーダーする。まずはロゴ、そしてそのロゴを採用したTシャツ、そのロゴを配したコーヒーバッグ(袋)のイメージを依頼しようと思う。

以下、ブランド化に向けたおおまかなスケジュールを再掲しています。


WEBサイトのリニューアルと、フェアトレード・オーガニック認証商品の販売を今期(10月まで)中に完成させたい。

まずは8月1日の「まだゆめのつづき」1周年記念にあわせて、
 ・レギュラーコーヒー(豆)(粉)のNEWパッケージデザイン
 ・定番のドリップバッグのNEWデザイン
 ・グッズを1つ作る
上記3アイテムをリリースします。

〈課題とやること〉
・4月中 新商品の開発にあたり、杉山がデザインのイメージや方向性を明確し、全員と共有する
・4月中 商品のキャッチコピーとブランドの背景について言葉でまとめる
・5/14  デザイナーとの打ち合わせ(初回)
・5/20まで パッケージ(包装部分)の方向性を明確にする(製造者を特定する)
 →5/22 デザイナーにロゴデザインの制作について伝達する
 (遅延)・5/20まで 認証商品の製造フローについて、再度調査する
 (遅延)・5/20まで HPや各種SNSでの発信ポリシーについて考える
 (遅延)・5/20まで デザイナーよりデザインイメージ(ラフ)をもらう

・5/末まで デザインを決定する
・6/20まで 商品ができあがる
・6/末まで 撮影
・7/15より 事前予約販売開初、WEBページを既存サイト内にページ開設
・8/1より 一般販売開始 
・8/末ごろまで 宣伝効果や売れ行きを検証
・9/15まで上記改善案を出し、第2弾商品の準備
・10/1 第2弾商品の投入(カフェインレス、微カフェ?、グッズ)
・10/20 株式会社豆乃木13周年にあわせて、HPの全面リニューアル


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?