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カラーリストは画家と同じ

こんにちはERIKOです。
最近、お客様と話していて、良い言葉説明が見つかったので、
書き記しておきます。

「ハイライトカラーが上手くいかない」
「毎回違う美容室に行って、ハイライトするけど、なんかしっくりこない」

そんな方にお伝えしたい事。

イメージしてください、あなたは画家です。

目の前に、誰かが描き途中のキャンバスが渡されました。
そして、その人は、こう言います。

「ここに貴方の絵を描いて。完璧に。」

それは
真っ白なキャンバスではありません。

半分以上、知らない誰かが、
何かを描いています。


難しいですよね。

一旦、消したくなりませんか?
もしくは、新しいキャンバス、欲しくなりませんか?

だって、リクエストは、
「貴方の絵」です。

誰かの要素はいらないんです。

ハイライトカラーも同じです。


私は、こう思います。
「ハイライトカラーはカット同様、その人のセンスが出る」

・小さいことに気を配れるか?
・イメージが出来ているか?
・薬剤知識があるか?
・最後まで妥協しないか?

などなど。

他の方が書いたキャンバスに、自分の要素を足していって、
自分の絵にする。

それはきっと、時間と修正が必要です。きっと。

髪は、紙ではありません。
剥がすことも、塗りつぶす事も、出来ません。

そのままに所に、自分のセンスを落とし込んで、
お客様に満足して頂かなくてはなりません。

実はかなりの体力と集中力が必要です。
(勝手に私が背負い込んでいるだけかな?)

特に、誰かの絵を持った御新規様には、こんな事を伝えます。
「一度の施術で、完璧になることはないと思ってください。」

正直すぎますかね?
保険かけすぎてますか?

でも、私の経験上が、そうなんです笑

一日かけて仕上げれば、できるかもしれない。
8時間、10時間と。

けれど、なかなかお客様も、自分も、時間取れないですよね。
(稀にいらっしゃいますが)

最初はまず、最低でも3回来店での髪プランを立てさせていただいています。

「今日はここまで」
「次回はこうできる」
「3回目はもう完璧!」

※3回での完成を言いたいわけではありません。


思い描くモノにするには、少しづつ描き、その時の完璧を作り、
一緒に作り上げて行くことが必要です。

初回来店で、ハイライトをしない選択をすることだってあります。

ハイライトカラーはペインティングと同じ。
美容師、カラーリストは、画家と同じ。
そんな気持ちで、毎日お客様に向き合っています。

参考になる様な、ならない様な、
呟き記事でした☆


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