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人前で上手く話したい人の15訓

人前で話す。
そんなの滅多にない・・・ということもなくなって来た昨今。
アナウンサーさんに教えて頂いた人前で上手く話をしていけるようになる為の心掛けを書いてみたいと思います。

しーん・・・間は怖い
怖いけれど、プレゼンに「間」がないと相手が「受け取って、考える」時間が足りなくなる。専門用語が入るとなおさらだ。
相手の知識・理解力を予想して、考える時間を与えてあげる。間がないと、相手の頭の上の「??」が見えてしまう。


ビデオを撮って見直そう。
恥ずかしいけれどビデオを撮って見直すと気づきが多いし落ち度が「痛感」できるので改善に取り組みやすい。自覚の深さが改善力になる。
今なら、スマホで簡単にできる。下手な人ほど何故かぶっつけ本番をする。
例えば、しゃべる時、頭が揺れると、聞いてる側がしんどくなる。自分の癖を把握する、治りにくいなら、手を広げるなどをして目線誘導をしていく。


早口になるのは
早口になるのは、緊張して心拍数が上がるので、頭のクロック数が上がってしまうから。しょうがない。でも、早くにならないコツがある。
口を大きく開けること。口をあまり大きく開けれてないから早口になり、話も聞こえずらくなる。メンタル対策をするよりフィジカルを変える方が即効性がある。


えーーーー、あーーーー
話始めるとき、話の合間に、「えーーー」「あーーー」と無意識に言ってしまう人は多い。残念ながら度を越える頻度だと大変聞き苦しい。
頭で文章を作りながら話す。思い出そうとしながら話す。
そういう人は「えーーー」「あーーー」が多い。話す癖じゃなく、話す文章を作る時の癖である。何度かスピーチを練習すると減っていく。
ただでさえ人前で話すのは「脳」の力を使うのに文章作りながらだと情報処理も追いつかなくなってしまう。
そして究極的な対策は「我慢して飲み込む」こと。
ただこの「えーーー」「あーーー」を間に変えるだけで説得力が一段と増す

〇〇さん
トークや発表の前では相手の名前を含めると、好印象。
文章を読んでるというより自分の言葉のように感じてもらえる。
名前を間違ってはいけないからと敬遠する人も多いがもったいない。
相手が嬉しく、親近感が増す。無音のコール&レスポンスが生まれる。


苦手な人と話すとき
緊張したり、突っ込まれたくないなという考えが頭に常駐してしまったり。
苦手な人と話すのは大変。そういう時は考え方を少しずらしてみる。
「この人から何か学ぶところがあるから、目の前に現れてるんだな」
と思ってみるだけで、少し気が楽になる。何か意味があってその人がいる。


胸→腹
プレゼン発表の時は、胸式呼吸から複式呼吸に変えるだけで
・声が枯れない
・声の通りがいい
・疲れにくい
・息継ぎも目立たない
という効果がある。お腹から声を出す意識を忘れない。


話す一文は短く
だらだら話さない。目的は話すことじゃなく、伝えること。
伝わること。テレビCMも15秒なのは一気に集中できるのがそのくらいだから。話が次々と接続していくと分からなくなる。脱線もしやすくなる。
時々話をしている人も「どこまで話ましたっけ」となる。


これで~、ということでして~
語尾が伸びる人は要注意。ビジネスの場合、幼く・頼りなく聞こえる。
止めた方ができる風。音声や動画にとって自分でチェック。
一流のゴルファーは皆ビデオでスイングチェックする。自覚が大事。


ら抜きレタス
「食べれる」「出れる」「行けれる」「書けれる」
ら抜き言葉に注意。「食べられる」「出られる」と
レタス言葉にも注意。「行ける」「書ける」と。
スピーチ的にも可能を表す、敬語謙譲語、というのが明確に伝わる。
特に年配の方は気になる。年配の信頼感を得たければしっかりと。


五感をくすぐる言葉を入れる
暑い・甘い・かっこいい・うるさい・肌ざわりがいいといった五感をくすぐる言葉、想像が広がる言葉を加えると相手がイメージしやすく、相手の脳が活発に動いていく。退屈な話というのは往々にしてこの手のキーワードが少なく、共感ができないスピーチをしている。相手に感じさせる。


きれいに話すと
噛んでもうたがな、とテレビタレントがそういう風に言い過ぎたことで
間違いたくない。噛みたくない。という人が増えている。
でも残念ながら、きれいにしゃべり過ぎても感情が伝わってこない。
アナウンサーでもないので、間違ってもいいし、噛んでもいい。
逆にちょっとミスした方が記憶に残る。
多少、自分の言葉が出たり、方言があったりした方が感情が伝わっていく。熱意や好感など、感情を伝えたいときはきれいに話すぎない。


エレガか
エレベーターガールの様に語尾に特徴があり過ぎると「演者」になってしまい、演技っぽくなると相手が引いてしまい、感情移入しにくくなる。
車掌の車内放送も、エレベーターガールも「聞き洩らさないよう」特徴ある話し方をしている。
狙った演出出ない限り、語尾の特徴はなくしていく。


↑↑
私がぁ↑ それでぇ↑ 助詞が上がる人は、スピーチ原稿の助詞の部分に印をつけて注意しながら練習する。上がると子どもっぽく、無責任な印象を相手に与えてしまう。相手が不安になると次の依頼は来なくなる。
助詞はその名の通り、女子力を表すので上手く味方にしていく。


反論を予想しない
反論を予想してしまうと、「~という人が多いです。ただ、そうじゃない人もいるかもしれませんが、まぁ多くの人はそうだということです」というダラダラと長い説明になってしまいます。
また直接的な表現で傷つけないよう婉曲表現を入れすぎると、まどろっこしく、理解もされにくくなります。「あまり後半、振るわれなかった部分がないとも言えないですが・・・」では「後半がダメだった」という事実が伝わりにくくなります。


終わりに。
以前は外資系や大手の管理職やコンサルの人しかプレゼンなんてしないだろう。と思ってましたが、今はどんな仕事もプレゼン力が必要です。

リモート授業やテレワークなどTV会議を使うことも増えて、誰しもが人前で話す力を求めるようになってきました。ビジネススキルとして研修している人も増えていますし、TEDやYoutuberなど話が上手い人のいい見本を多くみて周りも目が肥えてきました。

人前で話す力は、電話でピザを注文するくらいに身近なスキルになっていると思います。結婚式のスピーチ頼まれたら、練習するか。ではなく、事前にちょっと練習してみましょう。自分の癖を知っていきましょう。

誰にも見せないプレゼンを自分のスマホでとって1分間の自己紹介、3分間の好きなモノの紹介でいいのでやってみる。

一度やったら痛烈に自覚できるはずです。
私こんな声だったっけ?俺こんなガサガサしてんの?


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