1、クラブ名鑑~横浜FC~
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2、注目選手
FW:10番 カプリーニ 選手
推進力のあるドリブルからのチャンスメークやパンチ力が武器のアタッカー。運度量も豊富で攻守にアグレッシブにプレーできる。
DH:4番 ユーリ・ララ 選手
危機察知能力と高い奪取力を兼ね揃えた高い守備力が武器のボランチ。運動量も豊富で、横浜FCの守備を支える。
左CB:24番 福森 晃斗 選手
高いプレースキック精度を誇るCB。セットプレーだけではなく、左足でのチャンスメークや本職での守備でも貢献できる経験豊富なディフェンダー。
3、データチェック
以下のサイトで1位の選手の紹介したいと思います。
守備の形は、岡山に似た部分はありそうで、攻撃もWBが効いていて、左CBの(プレースキックを含めた)チャンスメークの貢献度も高いという点は、形は違う部分はあるものの似ている点も同じ3-4-3ということもあって、そういった部分もあるかもしれない。
ただ、攻撃に関しては、1トップに収めるという形ではなく、シャドーが絡んだ攻撃が主体のように感じる。これは、1トップのエース候補であった18番 森 海渡 選手の長期離脱が響いているように感じる。
それでも新たな形を構築しつつ、前節こそ仙台に逆転負けこそしたが、右肩上がりに少しづつだが、力を発揮できるようになってきている。徐々に状態を上げて強くなっていることからも上位をキープして、最後まで昇格争いに絡んでくる力を十分に持ったチームである。
4、総括~プレビュー~
3-4-3のミラーゲームではあるものの岡山は、アウェイ大分戦のダメージの中で戦うこととなる。何人かの(程度は不明の)離脱者がいそうな雰囲気がある中で、苦しい状態でホームに横浜FCを迎えることとなる。
離脱者のダメージという点では、横浜FCもエース候補の18番 森 海渡 選手が、長期離脱しているので、そのダメージは計り知れない。38番 高橋 利樹 選手を緊急補強したが、埋め切れたとはまで言えないだろう。それでも10番 カプリーニ 選手が状態を上げてきた中で、勝ち星も積み重ねてきた。
その横浜FCに対して、岡山も8番 ガブリエル・シャビエル 選手や29番 斎藤 恵太 選手が戻ってきた中で、88番 柳 貴博 選手の出場停止と、43番 鈴木 喜丈 選手、19番 岩渕 弘人 選手、14番 田部井 涼 選手が、欠場が続いてたことを考えると、この試合で出場できるかは気になるところである。
フル出場を続けている24番 藤田 息吹 選手や強度が高いプレーが求められる左WBで出場機会の多い17番 末吉 塁 選手のコンディションも気になる。9番 グレイソン 選手もやや疲れが見え隠れしている。
それは、横浜FCも同じかもしれないが、それでもこういった連戦を想定した編成を今季の岡山はしている。重ね重ねこの点を指摘しているのは、横浜FCとのミラーゲームは、やはりこの部分。つまり個の力が問われる試合になるのではないかと思っているからである。
どういったメンバーで戦うことになっても高い個の力を持っていて得点力のある横浜FCの攻撃を抑える必要もありますし、横浜FC陣地でのプレーを増やさないといけない。岡山の武器である「グレイzone」のエリアでの横浜FCの守備は堅い。
ここまでの試合を考えると、横浜FCも守備も堅く何かが起きない限り1点差勝負になる可能性は高い。堅い中央の守備に対して、両チームがどう崩していくのか。カウンターに備えるのか。どう持ち味を出していくのか。サイドで主導権を握れるか。
サッカーの本質の勝負を雨の悪天候の中で戦わないといけない。怪我のリスクや消耗戦の中で、どこまで戦えるか。今季のここまでと一味違った難しいゲームになることは間違いない。どういった攻防になるか全く予想の付かないホーム横浜FC戦は、(プレビュー公開時の日付である)本日の19時にキックオフだ。
横浜FCのクラブカラーである雨のような青色や水色、白色に負けず、心の太陽を全面に出して、不死鳥のように戦いきって欲しい。
文章=杉野 雅昭
text=Masaaki Sugino
5、アディショナルタイム(ファジ造語24)