3分で理解できる『予想通りに不合理』(ダン・アリエリー著)
こんにちは、杉原と申します。このnoteではダン・アリエリー氏の著書「予想通りに不合理」の概要を3分で理解できます。
読んで興味が湧いた場合、ぜひ購入して読んでみてくださいね。
「予想通りに不合理」ではこんなことが書かれています
突然ですが、あなたは「行動経済学」というものをご存知ですか?
行動経済学とは、人間の不合理な選択を実験によって検証・解析する学問です。
・・何言ってるかわからないって?
具体例はこんな感じ。
〇次の2つの質問について、あなたならどうするか想像してください。
1.あなたは食器を買いに来ました。あなた好みのおしゃれな皿が2500円で売っています。購入しようか悩みながら眺めていると、親切なおじさんが次のように言いました。
「10分歩いた先のお店に同じものが1800円で売っているよ」
あなたは、安い方のお店まで10分歩きますか?
(本書1章を基に作成)
→→大体の人が歩きますよね。ちょっと歩くだけでお得になるんですから当たり前です。
では、2問目。
2.あなたはベッドを買いに来ました。機能もデザインも自分にぴったりな1台を発見。35500円ですが「これは買いだ!」とあなたは購入を決意します。そこへ、おじさんがやってきてひとこと。
「10分歩いた先のお店に同じものが34800円で売っているよ」
あなたは、10分歩いた先でベッドを購入しますか?
(本書を基に作成)
→→おそらく大半の人は「歩かない」と思います。たかだか700円、別にケチることないですよね。でもちょっと待って。
"どっちも同じ700円だよね?"
従来の経済学では「人間は合理的に判断する」と定義されており、紹介した2つのケースでは「どちらも同じ行動をとる」はずです。(どちらも"700円"だから)
・・が、現実は違う。
これは、人が「相対的にしかモノの価値を判断できない」という性質を持っているから。
このような、不合理な人間の判断を研究していく学問が行動経済学です。
「予想通りに不合理」は行動経済学の傑作入門書
(画像:Amazonより引用)
本書は、行動経済学の入門書として非常に高い評価を得ています。(Amazonベストセラー)
全15章ある中で、思わず「たしかに・・」と唸ってしまう、合理的でないあなたの決断が、ユニークな実験と共にあれやこれやと暴かれていきます。
経済学に興味のないあなたも、これを読めばムダな出費が減ってやりくり上手になれるかも?
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