3分でわかる『ルール・オブ・スリー』(高田 圭悟 著)

『ルール・オブ・スリー』

なんだか意識の高いコンサルたちが口にしてそうな言葉ですね。ですが、ご安心ください。

これは、あなたが仕事でも日常でもすぐに活かすことのできるカンタンな「考える」方法です。

「伝えたいことがごちゃごちゃしてまとまらない...」
「話すうちに自分でも何を言っているのか分からなくなる」

こんな悩みをお持ちのあなたは、この本に書いてあることを実践することでグッと伝わりやすいキレイな会話ができるようになるでしょう。

あなたはうまく「考える」ことができていますか？

人間は、(基本的に)誰でも走ることはできますよね。でも、「速く」走ることのできる人間は一握りです。

誰でも、「話す」ことはできますよね。ですが、誰もが話上手というわけではありません。

じゃあ、『考える』ことは・・？

「うまく相手に伝えられない」
「頭の中がごちゃごちゃになる」

これらは全て「考える」方法が自己流で、「うまくまとまらないような考え方」をしているから発生する現象なのです。

話がうまく伝わらないのは、じつは「話し下手」なのではなく「考え下手」である可能性が高いのです。
(本書序文より引用)

本書では、「キレイに要点をまとめてわかりやすく相手に伝える」ための考え方を具体的な例と共に紹介しています。

本書から1つ、例を紹介します。

あるスポーツメーカーが、これまでにない素材の高機能ランニングシューズを販売することになり、そのアピールポイントを考えようとしています。
そこで、①機能②特徴③メリットという3つをキーワードにすることにしました。
そして、そのキーワードにそれぞれ肉付けしていくのです。

これは、最も基本的な「ルールオブスリー」の活用例です。

あなたは、この流れに合わせるだけで、相手に伝わりやすいきれいな話ができるようになります。

ルール・オブ・スリーは知らないとまずい基礎的な思考法のマニュアル

具体例を読んで「なんだ知ってるよ」と感じた方も少なからずいるかと思います。

ルール・オブ・スリーに書いてある内容、実は優秀な人は知らず知らずのうちに無意識に行っている方法です。

つまり「基礎中の基礎」。裏を返せば、知らないと仕事にしても何にしても、コミュニケーションで苦労することが多くなるでしょう。

もしあなたが、本文の内容をもっと読んでみたいと感じたなら、必ず手に取り実践するべきです。

本書は、初めて自転車に乗る時につける補助輪のように、あなたがスマートに「考える」ことができるようサポートしてくれるいわば「思考のマニュアル本」です。

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