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初めての酒米の田植え作業、お米作りから語れるようになりたいと覚悟を決めた話

いきなり創業400年の酒蔵代表になった元普通の主婦、宮崎朋香です。
急死した弟が必死で復活させた酒を守るため、山口県山口市の商店街の酒蔵で代表をしています。

noteでは、いきなり社長にならざるをえなかった時のドタバタした話や、お酒造りの話、山口のいいところ、趣味の話などを書いていきます。

今回のお話は、初めての酒米の田植え作業、お米作りから語れるようになりたいと覚悟を決めた話です。
以前のイベントで、日本酒に関する質問に何も言えず悔しい思いをしました。そのお話はこちらから

イベントでの失敗を反省してまずは、田植えからやろうと思い、先代の社長(亡くなった弟)が、当時お世話になっていた山口市阿東の落合さん(米農家さん)のところへ行きました。
稲穂の育て方から社員と一緒に学び、田植えに関わる事で、農家さんの大変さを知りました。自分自身が行うことで語れるものがあるんじゃないかと思い、田植え、草刈り、稲刈りと今でも関わらせていただいています。


酒米の山田錦の苗

あの頃は、体力もなく運ぶだけでも息切れがしました。倒れるんじゃないかと思うくらいきつかった。

雨の中カッパを着て初めての田植え

初田植えの日は、あいにくの雨。
田植え機に乗り、初めての田植えをしました。
操作は、落合さんが後ろにいてくだり教えていただきながらの作業。
まっすぐに植えるのも油断すれば、ズレてしまう始末でした。
稲の苗を植えただけで終わりではなく、最後の掃除まできちんとやる事が大切だと思い、お手伝いくらいにしかならない作業でしたが清掃まで一生懸命やりました。

写真を撮るときは、笑顔を忘れず

初めての事だらけで、雨だったせいもあり全身ずぶ濡れになっての田植え作業。

お米づくりの大変さが身にしみてわかり、これもお客様に語れるようになれたらいいなと思いました。

そして、このいろいろな大変さを共有している今の、スタッフ達

チーム山城屋 

チーム山城屋のメンバーと落合さんご夫妻

このメンバーがいるから、今があると私は思っています。
苦しいときも、つらいときも文句も言わず一緒に頑張ってくれていました。

チーム山城屋のメンバーと落合さんご夫妻には、本当に感謝の言葉しかなくて、あれから6年たちますが…
今でも、いやずっとこの先も感謝の気持ちでいっぱいです。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
山城屋酒造は、このような形で契約農家の落合さんと一緒に化学肥料不使用の山田錦を米づくりからご一緒しています。

水は山口市三大名水「柳の水」のふもとの山口大神宮の伏流水を使用し、 山口市だけでつくるテロワールを大事に田植えから酒造りをしています。

山口の豊かな自然の中で育んだ米と水をつかい、山口県産にこだわった日本酒。丹精込めて造った山城屋酒造のお酒があなたの笑顔のきっかけになりますように。



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