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人々

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Tetugakuyaで出会った様々な人々
運営しているクリエイター

#写真家

Tetugakuyaが舞台の小説完成まで

カウンターを通して出会った楽しいお客さまのお一人が、三野与喜君ことろくなみのさん。私は、トモッキー君と呼んでいる。 彼は、いつもカウンターに座ると、ノートパソコンを広げて、ひたすらタイピングをしている。 物語を書くのがとても好きで、いつも物語を書き続けている。 印象的だったのは、奥様からお題を出されて、すぐに物語を書き上げるものの、奥様が結末やあらすじの方向性が気に入らないと、すぐに修正してきちんとおかしくない物語に仕上げてしまわれることだ。 私は、時々、感想を求めら

GWの個展とバンドネオン

2022年4月後半からGWにかけて、金庫室で写真展が開催されました。 奇しくも写真家や写真好きの多いTetugakuyaで、暗室作業で現像された写真の展示です。 写真家の方に限らず、色々なお客様が見てくださり、色々感想を話し合っておられました。 4日には、生島大輔さんのバンドネオンの演奏会と作家さんのトークイベントがありました。 Tetugakuyaの空間にマッチしたノスタルジックな演奏でした。もっと沢山の方に聴いていただきたかったです。 いつもなら、どんどん作家さ

写真家 宮脇慎太郎

写真家 宮脇 慎太郎 (Shintaro Miyawaki) さんがやって来た。   宮脇さんは、令和元年度香川県文化芸術新人賞を受賞された。 瀬戸芸の公式カメラマンをされたり、写真集『霧の子供たち』が話題になっている。 受賞のニュースを知った時には「え!!宮脇さんって新人なの?!」という声が知人たちから挙がった。もうベテランのイメージだ。   宮脇さんは、香川の超アングラな店、ブックカフェsolowの経営者でもある。扱われている本は写真関係が多いように思う。      「

8畳間から生まれる芸術写真

Akiyamaさんの作品製作へ協力するために、アキヤマ写真事務所へ。 僅か8畳間で作り込まれた絵は、Akiyamaさんの長年の技術の賜物です。 打ち合わせの段階から絵コンテを頂くのでスムーズに撮影が進みます。 作品のテーマは「古典技法の復興」とのことでしたが、そのためにまず、デジタルで撮影データを作ります。 背景は2種類黒と白、衣装も黒と白の2種類です。 撮影に用いられたカメラはHasselblad 1986年のカメラとPhaseOneです。 Akiyamaさんは

母のポートレート撮影 in Tetugakuya

今年、還暦になったのを記念して写真を撮影したいと、その気になっていた母。 母なりに色々調べたらしいのですが、日常に追われて踏ん切りもつかないまま、10年後に持ち越そうかと考え始めていたようです。 私も母が写真を撮りたがっているのを知っていながら、右から左に聞き流していたのですが、ふと思い出したように「そう言えばうちの母が・・」と話していると「ここでできますよ」と、アキヤマ写真事務所さんから二つ返事で返ってきた。 ここでというのは、このTetugakuyaで撮影ができると

自転車屋さんはカメラマン

(2018.09.06 FBの記事の転載です) 「無名の人々がコツコツ創って来た何かがあると思う・・・。」   そう言う澤井さんは、Tetugakuyaの隣で自転車屋さんをやっているが、実はカメラマンでもある。 知人や友人のカメラマンが撮影した写真を澤井さんの視点でセレクトし、ギャラリーで展示している。 撮影者本人のセレクトではなく、あえて澤井さんが選択する写真がギャラリーに並ぶというところに、ユニークな作意が生まれる。 ギャラリーは、自転車屋の一角にある。   団塊

フォトグラファーのステイトメント

フォトグラファーのShunsuke Oshimaさんが撮影してくださった私です。 現像もご自分でされています。 色調そのものが作品に影響するからでしょう。 最初、透明感や柔らかさを表現したいと現像されたのは、カラー写真だった。 しかし、何色にも染まらないイメージを表現してモノクロームのものがしっくりきたと言う。 Oshimaさんは、K-Lovers Photographersのメンバーで、写真家所幸則氏に師事している。 お話を聞くと、写真に対してのストイックさに

うら若き写真家

2018.03.15頃 お洒落でかっこいいお客さんを3度目のご来店にて、シャッター切らせていただきました! 彼自身も、実は趣味で撮影をされる若手カメラマン。 あまりカメラマンとしての自覚はないのかもしれないけれど、趣味というレベルではないので、脱帽もの。 ファッションもハイセンスなので、素晴らしい・・・。 撮られ慣れているのかポージングも完璧です。 「写真家だね!」というと、「趣味ですから」と謙遜されるのですが、「いや、いいじゃない写真家で、そこから写真家になって