敢えて+一言。
とあるエッセイの登場人物が、
食後のデザートの提案に対して、
「ご飯が美味しくてお腹がいっぱいです。だから、デザートは大丈夫です。ありがとう。」
このような丁寧な断り方をしていた。
ジェントルマンすぎる。
ただ本を読んでいただけのはずの僕自身も惚れてしまうほど。
そこから、様々な世の中に溢れてる提案に対して、断りを入れる際は敢えて一言+で言うように心がけるようになった。
10月中旬のとある日、食事に行った際のこと。
「ご注文はお決まりですか?」
と、定員さんに尋ねられた。
それに対して、
「どれも美味しそうで、まだ少し迷ってます。」
と僕は答えた。
迷ってると伝える前に、「どれも美味しそう」という一言を伝えることで、相手は良い印象を持ってくれるかもしれない。
世の中はいろんな言葉に溢れてるけど、どんなふうに伝えたら相手が少しでもいい気持ちになれるか考えるのが、本来あるべきコミュニケーションの姿だと僕は思う。
言葉は時にナイフになる。
けど、使い方によっては何よりも人を安心させられる、魔法にもなる。
僕は言葉をナイフにはしたくない。
魔法として誰かに届けたい。
だからこの先も、敢えて+一言。
付け加え続けようと思う。
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