夫がしてくれたことと、私がしてあげたこと【いい夫婦の日まとめ】
2020年いい夫婦の日、終わりましたね。
「夫にしてもらった大小さまざまなことを振り返り、書き残すウイーク」と銘打って、5本のnoteを更新した2週間。どうやって締めようか考えないまま書きはじめた企画でしたが、今回が最終回です。
▼この企画の初回はこちら
■「夫がしてくれたこと」を夫に読んでもらった
今回の記事たちは、公開前にすべて夫に読んでもらっていました。「めっちゃ普通だけど、こんなんでいいの?」と言いつつ、楽しく思い出を振り返ってくれた夫。
せっかくなので、最後に「自分がしてきたことを妻の視点で振り返って、どうだった?」と聞いてみました。その答えがこちら。
「自分としては“やってあげてる感”なんて全然もってなかったから、普段どおり生きてるだけでこんなに喜んでもらえてるとはありがたい! ひとまず、こんな感じのまま生き続ければいいんだなと思いました」
「一つひとつ感謝してくれてるのは伝わってきてたけど、『これはそういう思考回路で喜んでくれてたんだ!』っていう発見が結構あって、面白かった。食器の片づけと子どもたちのお風呂を選べるやつなんか、シンプルに選択の自由を喜んでくれてるだけだと思ってた」
夫としては「そんなことで喜んでくれてるの!?」「喜んでる理由はこれだったんだ!」という驚きがあったよう。でも、それを聞いて私は「えっ、喜ぶと思ってなかったの!?」「理由わかってなかったの!?」と驚きました。
■夫イチオシの「してあげたこと」は、意外と思い出さなかった
もうひとつ面白かったのが、夫が「これをしてあげたらすごく喜ぶだろう!」と気合を入れて過去にしてくれたことを、一連のnoteで私が取り上げていなかったこと。
じつは、夫に「ねぇ、私にしてくれたことでなんかイチオシのやつ、ある?」と聞いたとき、出てきたのはこれだったんです。
子どもを産み、母になってはじめて迎えた母の日。2ヶ月の息子の名前で、わたし宛にお花と感謝のメッセージが届いたのです。ひそかに手配してくれたのは、もちろん夫。いや~、これはめっちゃうれしかったし、父になってもさすがだな!!! と感激したのですが……なぜか今回「夫がしてくれたこと」を思い出すなかで、全然浮かんできませんでした。
これはなぜだろうか? 思うに、イベントごとをはずさずにキメてくれるのもそれはそれで本当に心底うれしいんですが、イベントのない日だって大切。地味な一日いちにちの積み重ねが人生だから、なんでもない日にやさしさを見せてくれることのほうが、意外と心にしみるのかもしれません。実際、なんでもない日にほんのちょっとした思いやりを見せ続けることのほうが、意外と大変だったりするし。
■「私が夫にしてあげたこと」も聞いてみたら
ついでに「ねぇ、私がしてあげたことでうれしかったこと、なんかある?」も聞いてみました。
「仕事も大変なのに、毎日ごはんをつくってくれる。新しいレシピもどんどん登場するし、全部おいしい。子どもが生まれるまでは平日の夜にふたりでごはんを食べることなんてなかったけど、いま家族みんなで食べるのしあわせだよね。さくらさんのおかげです」
「節約するためにお互いの支出を見直してたとき『僕の毎週のジャンプ代は削るべきだろうね……』って言ったら『いや、それはゆうじんが楽しく読んでるんだから、残していいでしょ』って言ってくれた」
「僕が子どもにブチギレたとき、さくらさんは冷静に穏やかに子どもを諭してくれる。もちろん役割が逆になるシーンもあって、そのへんのバランスがいい。育児はチームワークだなと思うので」
「お互いに仕事が忙しいとき、子どもたちを寝かしつけたあと一緒に仕事しながら食べるちょっとしたおやつを買ってきてくれる。冷蔵庫を開けて、セブンのシュークリームが2つ並んでたりするとうれしい」
……はい、夫からも負けず劣らず、めっちゃ抽象的なやつとか些細なやつばっかり出てきました。あれ、私、ほかにももっといい感じのことしてない????
ということで、してもらってうれしかったことを挙げてみたら、意外と通じ合ってないことが発覚。だけどそれは、お互い思いもよらないところで喜んでもらえている、ということでもありますね。
この経験を今後に活かしつつ、お互い無理なく相手を思いやりながら、引き続き仲良くやっていければいいなと思います。
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