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摂取カロリーの最低ラインと停滞期対策

ダイエットをしている方は
「摂取カロリーを下げる」
という意識は常にありますよね!
ただ、「下げ過ぎてしまう」
という事があるのも事実(^-^;

今回は、
ダイエット中の摂取カロリーは
最低どのくらい下げても良いのか
について解説していきます。
※これ以上摂取カロリーを
減らしてはいけないという最低ライン



■男性の最低ライン

結論、
徐脂肪体重
を下回らないようにしましょう!
(徐脂肪体重は体重から体脂肪量を引いた重さです)

たくさんトレーニングをしている方
を対象をした研究ですが、
徐脂肪体重×25の摂取カロリーが続くと
筋肉量の減少はもちろん、
心臓や血管への悪影響、
ホルモンバランスの乱れ等の
リスクが上がるという研究結果があります。

◎具体例

具体例① (体重と体脂肪量が分かる場合)
体重70㎏ 体脂肪量15㎏の場合
体重70㎏ー体脂肪量15㎏=徐脂肪体重55㎏
除脂肪体重55㎏×25=1,375㎉

具体例② (体重と体脂肪率が分かる場合)
体重65㎏ 体脂肪率16%
体重65㎏×体脂肪率0.16=体脂肪量9.6㎏
体重65㎏ー体脂肪量9.6㎏=徐脂肪体重55.4㎏
除脂肪体重55.4㎏×25=1,385㎉


■女性の最低ライン

次に女性の摂取カロリーについて。
結論、
徐脂肪体重×30以上が最低ラインです!
特に女性の場合は、
摂取量が極端に減ると
女性ホルモンバランス等へ
与える影響が大きいと言われています。

◎具体例

具体例①(体重と体脂肪量が分かる場合)
体重50㎏ 体脂肪量15㎏
体重50㎏ー体脂肪量15㎏=徐脂肪体重35㎏
徐脂肪体重35㎏×30=1,050㎉

具体例②(体重と体脂肪率が分かる場合)
体重48㎏ 体脂肪率22%
体重48㎏×体脂肪率0.22=体脂肪量10.5㎏
体重48㎏ー体脂肪量10.5㎏=徐脂肪体重37.5㎏
徐脂肪体重37.5㎏×30=1,125㎉


■最悪のケース

徐脂肪体重×20を下回ると
減少した体重の約40%以上が
筋肉で落ちているという
データもあります。
それだけで無く、
ホルモンバランスの乱れや
気分障害にも(*_*;

徐脂肪体重×20と言うと、
先程の男性例なら、
(体重70㎏ 体脂肪量15㎏)
徐脂肪体重55㎏×20で1,100㎉ですよ💦
これはもう栄養失調です。。。
「そりゃ筋肉も落ちるでしょ」
って感じですよね💦

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28530498/

出典:10.1123/ijsnem.2016-0332. Epub 2018 5 月 3。

自然な男性のボディビルディングにおけるエネルギー利用可能性の低さの悪影響: レビュー

■摂取カロリーをコントロール

『体脂肪を落とす場合、
基本は摂取カロリーを落とす。
だけど、落とし過ぎると
様々な不調や問題が起こる。』

というのがここまでのまとめです。

ですが、
『どうしてもダイエットが停滞する。
だから摂取カロリーを落としてしまう。』
という方も多いでしょう。

ここからは、
摂取カロリーを落とし過ぎない
ダイエット停滞打破法をご紹介します。
その名も、
ダイエットブレイク戦略!

◎ダイエットブレイク戦略

方法は簡単です。
摂取カロリーを、
アンダーカロリー
(摂取量<消費量の状態)
からメンテナンスカロリー
(摂取量と消費量が同じくらい)
に戻す期間を定期的に作るだけです!

ある研究では…

①16週間連続でカロリー制限したグループ
②カロリー制限とメンテナンスカロリー摂取を交互に2週間づつ繰り返したグループ(各2週間×8週間)

【上記の研究結果】
▪②の方が体重と体脂肪量の減少が大きい
▪メンテナンスカロリー期間に体重が増えなかった
▪安静時代謝は②の方が下がらなかった
※①-179kcal/日、②-86kcal/日
▪除脂肪体重の減少量に差はほぼ無い

この結果を簡単にまとめえると、
ダイエット中でも定期的に
摂取カロリーを増やす期間を設ける事で
体脂肪の減少を促進させ、
代謝の低下を抑制する効果を期待できる

という事ですね!

レジスタンストレーニングを受けたアスリートにおける最適な脂肪減少段階の達成:ナラティブレビュー - PMC (nih.gov)

◎自分にあったブレイクを

上記の研究は
2週間ごとに摂取量を変えましたが、
この期間に関しては
多少変わっても問題無さそうです!

10日間摂取量制限

10日間メンテナンスカロリー摂取

3週間摂取量制限

1週間メンテナンスカロリー摂取
等の様に自分にあった
ブレイクタイミングを見つけましょう!

下記の記事が一つの参考になるかもしれません。
『停滞期対策。チートデイを取り入れるタイミング』


最後まで読んでいただきありがとうございます!

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