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読書日記~「はっぴいな日々」編。

 「はっぴいえんどBOOK」を入手して、noteに記事を書いてからまだ一週間しか経ってなかったんですねぇ。。
激動の日々がこのところ続きまして、あまりにも色々なことがあったからなのか、ものすごく前に書いたような気分なんですよ。。

 はっぴいえんどは大好きなバンドですがCDを聴いた回数でいうと、それほどでもないかもしれません。
例えばはちみつぱい『センチメンタル通り』やチューリップ『魔法の黄色い靴』辺りの方が『はっぴいえんど』や『風街ろまん』より回数では間違いなく多く聴いてます。
これはどちらが好きとか影響を受けたということではありませんから、お間違いのないようお願いします。

・「はっぴいな日々」(ミュージック・マガジン)

 この本に掲載されている野上眞宏さんの写真がとにかく素晴らしいんですよ。
はっぴいえんどのステージでの佇まいやオフ・ステージの雰囲気が伝わってくるような気がして。
彼らのステージ衣装だったり、普段の服を見ると単なる音楽好きという以上の感じがするのがとにかくグッときてしまいます。

 もうちょっとカントリー・ロックな服を着ていた印象があったのに、コートや(冬物の)ジャケット姿を見ると、ただ者ではない感じがあるんですよね。真面目な話。

 それと、この本用のインタビューがまた素晴らしいのです。
北中正和さんによるティン・パンの細野晴臣さんと鈴木茂さんのインタビューは昔話が中心なんですが、当時のリアルタイムなティン・パンの話題に行くところがまたいいんですよね。
大瀧詠一さんには萩原健太さんがインタビュアーとしてヴォーカリストというか、歌手としての部分を語っています。
大瀧さん独特の表現を引き出せるのは萩原健太さんならではでしょう。
松本隆さんには「はっぴいえんどの現像」の共同著者である篠原章さんが。
松本さんの少年期からアマチュア・バンド時代のエピソードを上手く引き出しているな、と。このインタビューが後に「はっぴいえんどの現像」に繋がっている部分はかなり大きいように思いました。

 はっぴいえんどの音楽をより理解するにはリアルタイム~それ以前の音楽や、漫画を含めたカルチャーだったり、この本で伝わる歴史的背景を知る必要があると思い知らされますね。
それこそ『はっぴいえんど(ゆでめん)』の謝辞を送った方々を掘り下げると更にわかるわけだと思うのです。

 つまり、この本や「定本はっぴいえんど』、「はっぴいえんど伝説」や「はっぴいえんどBOOK」に「はっぴいえんどの現像」を総合的に読むと、更にわかる可能性がある、と。

 その辺を考えると、はっぴいえんどの音楽というか、存在自体が沼なのかもしれませんね。
そんなことを考えながら読みました。

 ではまたー。

 

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