獲物の分け前〜「レコード・コレクターズ 2024年8月号」
「レコード・コレクターズ」はかなり買う頻度が高い雑誌ではありますが、定期購読はしていないんですよねー。ごめんなさい。
最近、スーパーに買い出しに行く時に最寄りの書店に寄らなくなってしまったというか、書店近くのスーパー自体に行く回数が減ってしまいました。
なので、必要な時にはネット通販に頼ることになってしまいました。
最新号のメイン特集は「1984年を振り返る」というものですが、正直あまり興味が沸かなくて、見送ることになりそうと考えてました。
が、山川恵津子さんのインタビューや村松邦男さんの再発についての記事もあるということで、発売から数日後に購入したわけです。
それが今日届いたのでした。
じゃ、行ってみよー。
・「レコード・コレクターズ 2024年8月号」(ミュージック・マガジン)
まずは一番のお目当て、山川恵津子さんインタビューからです。
名著「編曲の美学」と同タイトルのコンピレーションCDの発売に合わせたものなんですが、これが素晴らしい。
「編曲の美学」を持っていたら更に面白い内容ですし、重複しないように気遣いした部分などかなり興味深い内容です。
「山川恵津子名曲選」もかなり濃い内容ですね。
編曲仕事が中心に紹介されているわけなんですが、作曲仕事もチョイスされてますし、個人的に嬉しかったのは謎の存在だったM-Rieが宮島理恵さんとわかったことでした。
ともさかりえさんのアルバムで名前を知って、色々検索かけたけど、判明しなかったのでした。懐かしい。
非常にありがたい特集でした。
村松邦男さん再発記事ですが、かなり丁寧に振り返っていただいている上にアルバムごとの解説もわかりやすい内容ですね。
2007年の再発がベースになってますが、村松さんの再発された作品のオリジナルが発表されたのは1980年代中頃ですから、最新号のメイン特集とも繋がる部分があるのも興味深いです。
他にもポリスの『シンクロニシティー』の40周年デラックス・スーパー・エディション関連の特集もいい内容ですし、矢野誠さんの連載はブレッド&バターが登場してきて、かなり貴重なエピソードが連発する素晴らしい内容です。
そして、長年幻の名盤だったリンダ・キャリエールのアルバム・レビューも興味深い内容です。
これは早く入手しなければ。
「レコード・コレクターズ」は特集記事もなんですが、記事で取り上げられた新作(に限りませんが)を欲しくなるようになってしまうんですよね。
まさに私はネギをしょった鴨状態です。でもそこが素晴らしい。
ではまたー。
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