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デイト・オブ・バース/DAISY CHAIN~隠れ名曲、名演コレクション。

 やはり九州、しかも福岡ならこのグループについて触れなければ、なデイト・オブ・バースの名曲を紹介します。

 彼らはファミリー・バンドでして、ギターやキーボードなどを担当し、ほとんどの曲を書く重藤功さん。
ドラムスやパーカッションを担当し、曲も書く上にNORICOさんの作詞の共同作業者でもある重藤進さん。
ハーモニカを担当し、ミュージカル・ディレクターでアート・ディレクターでもある重藤賢一さん。
ヴォーカルとほとんどの曲を作詞するNORICOさん、ちなみに進さんの奧さまでもあります。

 彼らには「YOU ARE MY SECRET」や「思い出の瞳」といったテレビ主題歌に使用され、代表曲と呼べる曲もありますが、とにかく好きな曲を選びました。
この曲が最初に収録されたのは『Greatest Hits1989-1999』というアルバムでして、タイトルだけみるとベスト盤みたいなんですが、実は全て新曲というアルバムでした。

・デイトオブバース『Greatest Hits 1989-1999』(H00U20014/キティ)
「DAISY CHAIN」収録。
画像をタップすると、「DAISY CHAIN」を聴くことができます。

 メジャーからのファースト・アルバム『夢の涙の日々』は全曲日本語詞だったのと、少し甘めのサウンドだったのを、この『Greatest Hits 1989-1999』では彼らの思い通りに制作させたのでした。結果として、全曲英語詞で、色々なパターンの曲が収録されることになったのです。
ちなみにこのアルバム・タイトルは進さんの発案で、「シングルの寄せ集めみたいな仕上がりにしたかった」というのと、「どうせ売れないならデカいことを言おう」ということからでした(後者は山下達郎さんの同名のベスト盤のタイトルも同様の理由だったと記憶してます)。
全曲英語詞ということで、このアルバムには対訳が付いてまして、パール兄弟のサエキけんぞうさんが担当しています。

 ・「POP IND'S No.27」(スイッチ・コーポレーション)
デイトオブバースのインタビュー掲載(インタビュアーは杉山達)。

 この曲の最大の聴きどころ(あくまでも個人的感想ですが)は2回目の間奏のパーカッション(ボンゴとコンガ)は福岡在住のパーカッショニストである原勝春さんで、進さんが叩く空き缶と功さんによるギターとの絡みがとにかく最高なんです。

・デイトオブバース『After the Happy』(KTCR-1083/キティ) 
「Acid Train」収録。画像をタップすると、「Acid Train」を聴くことができます。

 この曲には彼らもこだわりがあったようで、次のアルバム『After the Happy』に新しく日本語詞(作詞は湯川れい子さん)を乗せ、「Acid Train」として収録されています。
ミキシング由来で全く違った印象になってますが、個人的には圧倒的に「DAISY CHAIN」の方が好みですね。

・デイトオブバース『KING OF WALTZ』(KTCR-1292/キティ)
デイトオブバース初のベスト盤。
全てのシングル曲、オムニバス収録曲に未発表音源を収録。全曲重藤功の解説付。
「DAISY CHAIN」収録。

・デイトオブバース『ゴールデン・ベスト』(UPCY-6147~8/ユニバーサルミュージック)
デイトオブバースのベスト盤。
「DAISY CHAIN」収録。

 こちらのベスト盤『ゴールデン・ベスト』にも「DAISY CHAIN」がまた収録されました。
ちなみに解説は彼らの元宣伝担当の石角隆行さん。かなり貴重なエピソードが語られています。こちらもまたオムニバス収録曲や新曲などを収録している全部のアルバム、シングルを持っていても欲しくなる内容です。
2006年に新曲が収録されたこのベスト盤が発売されたことで、彼らが活動再開するのか!と楽しみにしていましたが、なかなか難しい模様です。

 デイトオブバースがたとえ活動再開しなかったとしても、これまで発表してきた音楽が私にとって大切なことに変わりありません。
ただ、彼らのライヴ音源や映像が発表できるクォリティだとしたら、体験してみたいですね。ひとつよろしくお願いします。

 隠れ名曲、名演コレクションはデイトオブバースを最終回にするつもりで始めましたが、なかなか面白くなってきたので続けます。
明日、何を取り上げるかは全くの白紙なので、気分一新頑張ります。

 ではまたー。

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