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ファンハウストラスト時代のムーンライダーズ。

 3月13日の日比谷野音でのムーンライダーズのライヴ、熱の入ったレポートやツイートを読んで胸熱になったので、ファンハウストラスト時代の紙資料をこの機会に振り返ってみます。

・ムーンライダーズ『BEAUTIFUL YOUNG GENERATION HIGH SCHOOL BASEMENT 1』発売時に配布されたリーフレット。
2015年に書かれた(?)BIOGRAPHYの壮絶さには笑うしかない。

・岡田徹Presents LIFE GOES ON シングル「東京ぬけ道ガール」とミニ・アルバム『GOOD PAPA,BAD PAPA』のフライヤー。

 ムーンライダーズのファンハウストラスト時代には、色々と売るための工夫を見ることができます。

 特に「2015年のムーンライダーズが1995年を回想する」というリーフレットはかなり強烈というか、悪ふざけが過ぎる内容です(勿論、褒めてます)。
ま、『マニア・マニエラ』の録音時期や『最後の晩餐』の発売年などのケアレスミスはご愛敬ですね。

 移籍第一弾の作品の近くには岡田徹さんの大人数バンドLIFE GOES ONの初レコーディング作品を発売しているのも、音楽業界にまだ勢いがあった時期だったということなのでしょう。
発売記念ライヴの対バンが菊地成孔さん、アレンジャーなどで活躍中の河野伸さん、多方面で活動している原ミドリさんの3人組のユニット、SPANK HAPPYというのがすごいですね。
この後、SPANK HAPPYはヴォーカリストを交代しつつ、活動を続けていくわけです。

・ムーンライダーズ・オフィシャル・ファンクラブ会報の創刊準備号。
「Luna Orbit Press vol.0」鈴木慶一インタビュー、トーク・ライブ・レポートやこの時期にポニー・キャニオン(徳間ジャパンも含む)時代の作品や、武川雅寛と白井良明のソロ・アルバム(これまたポニー・キャニオン時代)が再発される予定という情報を紹介。


 そして、ファンハウストラスト時代にはオフィシャル・ファン・クラブが発足していますね。
会報の御披露目に配布された「Luna Orbit Press vol.0」は鈴木慶一さんのロング・インタビューに、トーク・ライブのレポートが載っていますが、この時の司会はファンハウストラスト時代のディレクター、松本篤彦さんだったんですねー。
CDレヴューを書いているのは、当時ヴァージン・メガストア勤務時代の金野篤さんでした。

・ムーンライダーズ20年スゴロク

 ムーンライダーズの結成20周年を迎えたのもファンハウストラスト時代なんですよね。日比谷野音のライヴでは旗を配布したり、キーホルダーのプレゼントもあったりしましたね。
ごくごく一部のショップではムーンライダーズの歴史をスゴロクにしたものも配布されましたね。小さくて読めないかもしれませんが。。

 ファンハウス自体の体制が変わってしまったこともありまして、ムーンライダーズが在籍した後半の日々は必ずしも全てよかったわけではありませんが、作品の発表数の多さなど注目されるきっかけを作ったり、活発なライヴ活動など、後々評価されるべき日々だったのではないか?と個人的に思います。

 ムーンライダーズのそれぞれの時期は評価されにくい時もありますが、そういった時の作品も聴き直すと素晴らしかったりするんですよね。この記事でファンハウストラスト時代の作品を引っ張り出してみるか、と思ってくださる人がいれば嬉しいです。

 明日もまた資料を引っ張り出して、何か書いてみるかと考えてますが、具体的には何も浮かばないのでした。
とりあえず頑張ります。

 ではまたー。

 

 

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