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泉谷しげるearly daysその9(続・資料紹介編)。

 昨日に続きまして、シリーズ「泉谷しげるearly days」で資料として、参考にした書籍や雑誌を紹介します。
それぞれかなり面白い内容なので、興味ある方は是非探していただきたいですね。
それでは行ってみます。

・泉谷しげる 加奈崎芳太郎「ぼくの好きなキヨシロー」(WAVE出版)

 古井戸については仲井戸麗市さん側からの視点の話が多いので、加奈崎芳太郎さんの視点を取り入れるために参考にしました。
なので、泉谷しげるさんのエピソードはあまり使っていませんね。すみません。
泉谷さんについてはスイッチ~ポリドール時代を簡単にですが、書いていますので、ビクター時代以降を書く時には参考にしたいと考えてます。

 加奈崎さんについてはやはり清志郎さんが参加した最初のソロ・アルバム『愛がもしすべてなら・・・』についてのエピソードが重要だと思ったのでかなり参考にしています。
当時は仲井戸さんをRCに入れるために力を入れて手伝ったという清志郎さんの発言が多いのですが、やはり加奈崎さんをヴォーカリストとして認めていたのと、加奈崎さんへの友情があったからこそのサポートだったと思いました。
古井戸解散における加奈崎さんの心境も含めて、もっと上手く表現できたらよかったと反省しています。この件については気がついたことがある度に修正していくかもしれませんね。

 奥付によりますと、2009年10月26日初版発
行となっています(ちなみに清志郎さんが亡くなったのは2009年5月でした)。
読みどころとしては泉谷さんと加奈崎さんがそれぞれに選んだ「キヨシローの歌」と、泉谷さんと加奈崎さんの対談でしょう。
そして、注釈が素晴らしいですね。これを頭に置けば、濃い内容の本についても対応できるのではないでしょうか?

これは比較的新しい本なのでまだ入手しやすいはずです。

・「ROCKIN' ON JAPAN FILE」(ロッキング・オン)

 清志郎さんのインタビューが掲載されたのは「ロッキング・オン・ジャパン」の第3号。ってことはまだ月刊じゃなかった時代だったんですね。
当然、インタビュアーは渋谷陽一さん。
仲井戸さんのインタビューは第5号掲載とあります。こちらもインタビュアーは渋谷さんですね。
仲井戸さんがRCに加入する時期のエピソードをかなり参考にしています。

 これは表紙にある顔ぶれの皆さまのインタビューが掲載されているので、中古市場では人気がありますが、メチャクチャ売れているから割と入手しやすいと思います。

・「新譜ジャーナル  ベストセレクション '70s」(自由国民社)


・「新譜ジャーナル 1976年2月号」(自由国民社)

 この「新譜ジャーナル」は10年位前に珍屋さんの立川1号店の近くにあった古本屋さんで購入したのかな?
エナジードリンク2本程度だったはずです。

 『シングル・マン』時期のRCサクセションの取材が素晴らしいので、記事の内容以上に影響されて文章を書いています。
この号には他にも大瀧詠一さんやりりィさん(とバイバイセッションバンド)に、ガロとグレープの解散コンサートの記事など充実した内容ですね。

 「新譜ジャーナル」のセレクションを購入したのはその頃だったかな?
前述したRCの記事が再録されているのと、他の時期の記事も再録されていたり、はっぴいえんどやあがた森魚さんに村八分とかの記事もあるので迷わず購入したような。しかも定価以下でした。
こちらは拓郎さん関係で時期が前後して記憶していたのを修正することが多かったです。
特に浜田省吾さんがドラムスだった愛奴についての記事を参考にしています。

 オリジナルの雑誌はなかなか見かけませんが、ベストセレクションの方は時々見かけますので、定価に少し上乗せすれば入手できるのでは?と思います。

・「ミュージック・ステディ 1985年1月号」(ステディ出版)

 これはとにかく浜田省吾さんの視点からの愛奴や吉田拓郎さんについて参考にしていますね。
必要以上に面白おかしく書かないようにしていたので、他の人が書いたなら全く違う感じになっていたんだろうなと思っております。

 これはオリジナルには案外プレミアが付いているので、浜田省吾さん、佐野元春さん、杉真理さんに伊藤銀次さんの特集をまとめた「ミュージック・ステディ別冊 FILE」の方が入手しやすいと思います。

・「ミュージック・ステディ別冊 Vol.5 FILE」(ステディ出版)

ひとつよしなに。


 どの部分を取り上げたり、前面に出すかは個人個人のアーティストに対する思い入れの違いが出ますから、同じか近いテーマで書いた文章をもっと読んでみたいですね。
書かなくても、例えばツイキャスなどで話すのも聞いてみたいですし。

 一昨日の水道橋博士と原田専門家さんによるツイキャスでのトークが興味深い内容でした。
おそらく近いところにいますが、彼らがRCに重心を置いたものなのだからか、新鮮に感じた部分が多々ありましたね。
そういった違いを楽しみながらの会話もしてみたいです。

 そのことによってお互いの推しに新しく興味が出たり、推しに対しても新しい聞き方できたら嬉しいなとか。そんな感じです。

 またまた長くなってしまったので、資料紹介はまた明日に続きを書きます。すみません。
明日でなんとか終わらせます。

 ではまたー。

 


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