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読書日記〜水道橋博士「藝人春秋2」

 水道橋博士というか浅草キッドの名前を意識するようになったのは、オールナイトニッポン2部のパーソナリティを彼らがやっていた時だったと思う。
「風俗ブックメーカー」という番組のコーナーは夢中になって聴いていて、雑誌「熱烈投稿」の水道橋博士の連載を読むために買っていたのもあの頃だったのか? 
大瀧詠一さん邸を高田文夫さんに連れられて訪問したエピソードにもワクワクしてしまった記憶がある。

 あれから何年経ったのかわからないが、ツイッター上で博士に「大瀧詠一さんの家を訪れたエピソードはなぜ単行本『博士の異常な愛情』に掲載されなかったのか?」と尋ねたのが初めての直接のやり取りだったと思う。
玉袋筋太郎さんとは高浪慶太郎(当時敬太郎)さんを通じて、とあるイベントで色々と会話をしたことがあったが。
それからももう10年以上経ってしまっているわけだ。
じゃ、行ってみよー。

・水道橋博士「藝人春秋2」(文春文庫)

 「熱烈投稿」より雑誌としては「投稿写真」の方が好きだったけど、博士の連載を読みたくて、ゾッキ本のコーナーから毎月買っていた記憶があります。
その文章力と分析力にビックリしたのは単行本「江戸前で笑いたい」だったはずですね。
本自体メチャクチャ読み耽ったのだけれど、近い世代でこんな凄い奴(すみません)がいるんだ!と圧倒された私です。
浅草キッドの番組には電気グルーヴや大瀧詠一さんが出演したことや、「サイキック青年団」のイベントに出演したりでずっと注目していましたね。

 博士がツイキャスで配信番組を始めてからは毎日チェックして、調子に乗ってコメントするようになっていったわけです。
このnoteを始めるきっかけは博士のツイキャスに影響されたことを形に残したかったからなわけで。
博士の好きな泉谷しげるさんやRCサクセションなどについての文章を書いたり、他にも色々と分析していたりしたわけです。

 そんな博士がリリースした名著中の名著「藝人春秋」が絶版になる知らせが入ってきました。

 博士の音楽に対する知識や愛情はあまり表には出さないようにしてましたが、かなりのものでして、「藝人春秋2」に掲載された大瀧詠一さんのエピソードはかなり興味深い内容だったりしますね。
村松邦男さんのソロ活動を追いかけていた私にとっても、その深さというか見識は相当なものに感じられます。

 勿論、音楽以外のエピソードも興味深い内容のものが目白押し目黒引きになっているわけなんですよ。
えーと、それらが当たり前に手に入る時期はいつまでもは続かなくなる可能性があるわけです。
博士出演のイベントで手売りする可能性はありますが、欲しい時には書店では入手困難になってしまうかもしれないということです。

 博士出演のイベントなどで博士手持ち在庫を買うと、書店で流通したものとはわずかですが、帯が違ったものになります。これは要チェックですね。
まだまだ書きたいことはありますが、今日のところはこの辺にしておきます。

 博士の配信はツイキャスからYouTubeへと主戦場を移して継続していますが、配信の会員には月額490円(税込)で、配信したコンテンツ黃に関する特典がかなり充実してきました(ゲストを迎えての対談、イベントのダイジェスト版、イベントの優先入場など)。
興味ある方は是非探してみてください。
博士の中では新たなライフワークとしてイベントや配信を考えているようですから、要チェックですぞー。

 ではまたー。

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