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獲物の分け前〜鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.1』

 最近、退院前にまとめ買いしたものが、早速届いたので、今回は聴きながら感想を書いているわけですよ。
オリジナル盤が出たのは1993年か。「ミュージック・マガジン」で発売記念ライヴ、日清パワーステーションでのライヴの写真が掲載されて、わしが最前列にいるのが写ってました。ちょっと恥ずかしい。
じゃ、その辺含めて行ってみよー。

・鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES VOL.1』(XQCG-1901/Run,Rabit,Run Records)

 これ、オリジナル盤はメトロトロン初期のスタイル、箱入りスタイルでした。
ジャケット撮影含めたアートワークはヤギヤスオ(八木康夫)さんですね。素晴らしい作品。
で、これはオリジナルプラス東京太郎名義のミニ・アルバムを追加した形での再発になっています。
『SUZUKI白書』近辺のデモ録音や日清パワーステーションでのイベント「必見」のライヴ音源(当時のメトロトロンオールスターキャスト)が収録されてましたから、リアルタイムではかなり熱中して聴いてました。
発売記念ライヴには駒沢裕城さんと武川雅寛さんがはちみつぱいから、カーネーションからは大田譲さんや鳥羽修さんにコーラスはさいとうみわこさん、吉田ゆかりさんに寺本りえ子さんだったかが参加して、メチャクチャ感動したのを覚えてます。
追加公演は若干メンバーが代わったりしましたが。

 ボーナス・トラックの東京太郎名義の作品は東京マザーズによる録音、THE BEACH BOYSの「GOOD VIBRATIONS」と三木鶏郎さんの「吟遊詩人の歌」がとにかく素晴らしいんですよね。
これは実質的東京マザーズによる作品で、1986年のツアーメンバー(+九州次郎〜松尾清憲さん)が参加しています。
東京FMの番組プレゼント用の録音で、確か担当した方が独立するということで音盤化されたような。
渋谷のインディーズ・ハウスでインストア・イベントに行った記憶がありますわ。年末だったな。
しかし、メチャクチャ充実した内容ですね。メトロトロンレコードでのソロ名義をまとめたという意味でも重要なCDです。
小暮秀夫さんもいつも通りにいい仕事してますし。もっと早く買っておけばよかったー。
そして、この時期のメトロトロン・レコードなどでねかヤギヤスオさんの仕事はもっと評価されるべきだとも。
SNSを通してでしたが、直接やりとりできたことは忘れられません。ありがとうございます。

 明日はまとめ買いしたうちのもう1枚。まーこれの続編なんですが。

 ではまたー。

 


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