不思議 ミラクル
謎解きを始めると、
総ての謎を解き明かしたくなるそうです。
私にとって総ては不思議でミラクルで、
奇跡そのものでしかないのだけれど。
尽きる事の無い謎解きの
最初の駒を打つ様に、
パチンと一手、駒を動かすと、
密林の枝を掻き分け進み、
道なき茂みを踏み進む様に、
一つ一つの手がかりを頼りに、
明らかに、確実に、確固たる核心に
手を架けようとする。
「謎」とは何だ?
その人をその人たらしめているもの。
其のものが、其のもので在らしめるもの。
どの様に、何故こうなっているのか。
人の謎は幾層にも折り重なり
縦横に入り混じり、
理解しようと、思うに止まって
謎を解くまで発展しない。
だから相変わらず、
私の周りは不思議が一杯で、
奇跡の世界に浮かび続けているのです。
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