ローソクに

クリスマスツリーに灯りを燈す

柊を飾り

ローソクを灯し

ケーキに 料理に
グラスにワイン

それでも何処からか隙間風が吹いてきて
心の中を通り抜けていく

しんしんと冷えていく
この漆黒のカーテンの中で

幾つもの灯りや火を焚いても

心が凍えて震えている

けれどもじっと耳を澄まし

ゆらゆら揺れるローソクの炎を見ていると

心の奥の其の奥に

くるくる回るメリーゴーランドに乗って

駆け上がろうとする 私がいる

今生きていると言う

何時終わりが来るかは分からない
この人生の束の間の

私は自分の生命を

「愛し 讃える
 責任がある」

そんな声が
聞こえて来る ようで

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