いつか見た夢

理想通り、
夢見た通りの未来が広がって行けばいいけれど、

未来が現実になって行く毎日の
瞬時瞬時に起こる事実が

いつの間にかかけ離れた
遠い異世界で展開して行く

現実 と言われる生活に取り込まれて行く。

あの頃は とか
夢と現実は とか言い出すと

それは もう
とっくに諦めた
自分とはもう無関係の幻想に過ぎなかった と

自分に言い聞かせ
思い込ませる 言い訳を言い始める。

あまりにもかけ離れ
予想外の連続ですきていく。

遠くの過去が思い出となり
記憶の影からも消え去って行く。

後は殺伐とした砂漠地帯の 今が残っているたけなのだ。

もう希望は持てないと
もう活路は開けないと

自分はこんなものなんだと
此れは此れで良かったんだと

慰めの
哀れみの、想いで癒そうとする。

それでも 時々思い出す。

「けれど 其れは嘘。」

癒される事は無い。
誤魔化してしまえる事ではない。

有った事を 無かった事には出来ない。

生まれ出たものを 消し去る事は出来ない

と 思うのだけれど。

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