海の底

希望と絶望の渦巻く中を
押し流され 呑み込まれ

行き着く島があるのだろうか
助けの船に出会えるだろか

人を頼り
自分を任せ

誰かに 何かに
自分を委ねてしまえば

楽になる そんな気がする
誤魔化していられる

自分はこんなもんじゃない
ほんとの自分は
真実の自分は

そう 固執してるだけなのかな?
思い込んでいるだけなのかな?

そんなもの有りはしない
元々無いものを
あると思い込み
信念にまで 錯覚しているだけなのか?

希望と絶望の海の底で
私の生命は 実像なのか虚無なのか

全ては混乱し
無に帰して

もう 這い上がる事も
其の気力も
失ってしまったかのような 気になっている。

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