私の天使

小さな空を見上げて
広い空に憧れてた
私には届かないと
決めつけて諦めた

抱えた膝を手離して
立てることを忘れてた
私には何もないと
腕を伸ばさずにいた

高い空から覗き込む
キラキラと輝いた
私には眩し過ぎる
天使が顔を出した

組んでた腕を解(ほど)かれて
両手を掴み引き寄せた
私には見えないと
思い込んだだけだった

小さな匣見下ろして
白い雲と並んでた
私にも立てたこと
手を広げ 掴めるんだ

ありがとう 私だけの天使
私を光の中へ導いてくれて
ありがとう 私だけの天使
私を自分の脚で立たせてくれて

これからは 私だけの天使
貴方と光の中で笑い合いたい
これからは 私だけの天使
貴方と手を繋ぎ歩いていたい

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