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血の通った関係をより強めていくこと。6度目の夏を終えて

もう10日ぐらい経ってしまったが、自身6度目のひたちなかの夏が無事に終わった。

小学生の入学から卒業までと同じ期間を「ROCK IN JAPANのある人生」として生きてきたことになる。



回数を重ねる毎に、ロッキンに「行ってきた」じゃなくて「帰ってきた」という感覚が強くなっていき、自分の中にも歴史が積み重なっていることが身に染みた5日間。


今年参加して何より嬉しかったのは、自分にとって"血の通った"アーティストがいるという実感だった。

あくまで自分の感覚でしかないが"血の通った"というのは、この6年の間で何度も成長を見届け、かつこちらも何度も支えてもらったという意味だ。

このフェスで好きなアーティストを観て、テンションが上がったり、感動したり、はたまた学びを得たりすると、本当にこのアーティストのことが好きなんだと実感させてくれる。



よく「フェスはショーケース」とか「新しい出会いの場」とか言うけど、個人的にこのフェスに関してはそれはあまり当てはまらない。

あのステージで絶対観たいアーティストがいるから行く。あそこで何年も見続けているから今年も観る。そして来年も観たい。そう思えるフェスも数少ないのだ。



今年は自分にとって"血が通っている"と思えるアーティストの多くを1番大きなステージで見届けることが出来た。

じゃあ今度はまた別のアーティストに目を向けて同じようにステップアップしていく姿を見届けるのか。


そう思えるアーティストが出てくるのもとても嬉しい。

だけどそれ以上に、今年大きなステージに立ったアーティストの"これから"を共に並走していきたいという気持ちの方が今は強い。


ROCK IN JAPANも20年間の歴史のうちの長きに渡って支えられたアーティストに対して最大級の誠意を見せていた。


自分もこの6年間で形成された(と思っている)血の通った関係をより良く、より強くしていくことに関心がある。そっちの方が長いこと大好きな音楽と生きていけると思うから。



言うまでもなく、こうした想いを抱かせてくれたROCK IN JAPANも今や自分にとって血の通った大切なフェスだ。

ロックの当事者である参加者に1番重きを置くJAPANとともに、これからも1人のリスナー・ファンとしての自分を磨いていきたい。来年も再来年もひたちなかに帰ってこれるように。

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