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理想は高いほうがいいのか、低いほうがいいのか問題

「理想は高いほうがいい」と言う人がいます。

金メダルをねらってはじめて銀メダルや銅メダルが取れる。「メダルなんか取れなくてもいい」と言っている人が入賞できることはほとんどないでしょう。

そこら辺を散歩していて富士山に登れることもない。「富士山の頂上に登ろう」という目標があってはじめて富士山の頂上に行けるんです。

どこでもモノが買える仕組みをつくったり、バーチャル空間でミーティングをしたり、宇宙旅行をしたり。そういうことも、誰かがそれを「実現したい!」と掲げたから、実現したんです。

「このくらいなら達成できそうだな」というラインを目標にしていては、それ以下の成果しか出ない。むしろ自分の限界を決めることにもなります。

だから、理想は高いほうがいい。

「理想は低いほうがいい」と言う人がいます。

変に理想を掲げていない人は、いい意味で力が抜けています。いまの状態に満足して、目の前のことを淡々とがんばることができる人です。

理想を掲げて気持ちが盛り上がっても、行動につながらなかったら意味がありません。むしろ現実から目を背けることにもつながるかもしれません。

それに、理想が高いと現実とのギャップにムダに落ち込むかもしれません。

そういう気持ちのムラをつくることにはなんの意味もない。

だから、理想は低いほうがいい。

自分はどちらを選ぶか?

2つの考え方、どちらも正解だと思います。

問題は、自分はどちらを選択するか。

もともとの性格にもよると思いますし、人生のフェーズによっても変わると思います。数ヶ月〜数年単位でも変わるかもしれません。

私なりの結論は、すごくありきたりなのですが行動するエネルギーがわくほうを選べばいいと思っています。

高い理想を掲げるとぐんぐんやる気がわいてくる人は、理想を描けばいい。「現状で満足するなんてありえない!」と窮屈になってしまう人は、そうすればいいんです。

目の前の現実をみたほうが淡々と行動できる人は、高い理想なんて描かなくていい。理想とのギャップに落ち込むくらいなら、理想なんて掲げなくていいんです。

理想があってもなくても、やれるのは「いまできる行動をすること」だけです。

だから、タイミングごとに自分自身に問いかけて、行動するエネルギーがわくほうを選べばいいと思います。

ちなみに私は「ダイエットしよう」なんて微塵も思わなかったけど13キロ痩せたし、「noteをバズらせよう」と思わなくても多くの方に読んでいただけたりしています。

「無欲の勝利」という言葉もありますね。

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