塾講師が見る、勉強法の重要性
こんばんは、K.T.です。今日は短めに。
最近、多くの子たちに試験対策の勉強を教えていて、ようやく気づいたことがあります。それは、問題を一々覚えようとしたり、バカ正直に文章を読み込んだりして、時間を使ってしまってるような印象をよく受けることです。
ある意味では優等生なのですが、結果としてあまり点が伸びなくて困っている人も多い印象です。
問題を解く際にこれだけは注意して欲しいのですが、
何が問われているかだけでなく、どうしてこの問いを問おうとしているのかをきちんと見通す意識
が何より大切です。
例えば共通テストの英語(リーディング)なら、読み込んで文章を味わう能力よりは、むしろ短時間で素早く解答にたどり着く力が求められています。制限時間と問題の問われ方を見れば明らかでしょう。
→解く際に文章から読むのではなく、まず選択肢を見て、そこから流し読みしつつ該当箇所のみを精読する能力が求められているわけです。
共通テストの物理の力学なら、現象から最終的にどのような軌道を描いて運動するかを考察する力が求められています。
→現象から導かれる運動方程式や保存則を元に物体の運動の様子を描き、最終的な状態はどうなるかを判断します。そのために力や位置の図示が必要なのです。また、複雑な運動の時は視点や座標を変える(慣性力、円運動)ことも必要です。
英語の方は比較的意識できている人が比較的多いですが、物理も同じです。普通は運動方程式で、無理なら保存則だけど…。式が足りない。なるほど、今回はたまたま複雑な運動だから円運動の式も使うんだ、という考えを持てれば、それだけで複合問題でも簡単に対処できる力が身につきますし、問題の誘導にも乗れるようになります。
他の例は省きますが、それこそ全教科でそれは同じことが言えます。
是非受験生の方も、そうでない方も意識して、勉強に臨んでみてはいかがでしょうか。
それではー。
(今日のトップ画 網走駅です。看板が縦書きの理由は、網走監獄から出た人が真っ直ぐ歩んで生きて欲しいという願いを込めているそうですね。V好きの方なら、雨森小夜ちゃんの配信背景でも有名です。)
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