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ゆっくり、つながる

気になる喫茶店

「クルミドコーヒー」。中央線の西国分寺駅にちょっとユニークな喫茶店があることを知った。テーブルにまま胡桃が置いてあって、それをいくつでも自由に食べていい、確かそんなことをどこかの記事で読んだのだ。お正月休みに、行ってみると正月営業時間で閉まっている。それでもひつこく(暇だからなんだけど)、翌日もう一度足を運んでみた。

決して広くはない店内には、自分の居場所を見つけられるかのように、テーブルや椅子の位置が均等ではない。一人になりたい人、長テーブルで3人ファミリーでゆったりしたい人、友人と語らいたい人、それぞれが場所を見つけられるような、空間。 そこでレジの脇に置いてあったのが「ゆっくり、いそげ〜カフェからはじめる人を手段化しない経済」という本でした。 国分寺にももう一軒、もう少し広いスペースの喫茶店があると知り、またまた翌週に出かけてみる。ずっと広いのだけれど、やっぱりおもいおもいに過ごすことができる。「ここにいる人たちそれぞれが、自主的に相手のことを思いやりながら、各々の時間と空間を共有して楽しんでいる感じ。働いている若いスタッフの方々はフードメニューの開発や朝の読書会などこの場を活用し、自分の好きなことを実現している。

オーナーの影山さんは、国分寺で「グンジ」という地域通貨の取り組みを以前からやっていることを本の中で知った。thank youが詰まったカードのようなもので、手書きで感謝の気持ちを書く。それが地域の中を循環しているのだ。

ゆっくりつながる

話飛びます。鎌倉にカヤックさんという面白い会社があります。「鎌倉資本主義」を提唱されていて、そのタイトルの本も出されている。国分寺のグンジと同じく、「まちのコイン」という取り組みもされている。お金では測れない幸せ、満足を価値にする取り組みをされている。何のこっちゃです。(株式会社なの? それはビジネスになるんですか?)、そんな興味からその本を読みました。元々、鎌倉が好きということもあるんだけれど、会う人会う人に、カヤックの方と対お会いしたい、と言い続けていたら、藤沢にある大学の先生がつながっていて、繋いでくださった。そのカヤックさんが昨年より始められた「地域資本主義サロン」というオンラインのコミュニティがあります。ここで、昨年、クルミドコーヒーの影山さんが月1回ある対談イベントに登壇されていた。 

関心を持っていることがあるとする。本を読んで自分の中で閉じて終わりにしてももちろんいいんだけれど、ちょっと動いてみる。人に話してみたり、その場に出かけてみたり。動いてみると、また新たな興味に遭遇する。この遭遇は偶然なのか、引き寄せているのか、その時には気づかなくても、振り返ってみると、みんなつながっている。

そのまま終わらせない

コロナ禍の前に参加した「地域資本主義サロン」は、目下楽しみにしているオンラインサロンです。(疲れたから今日はやめておこう)と思っても、参加してみると、良かった、と思える。参加者の方の年齢も所属も参加してくる地域も多様。地域の自治体や個人の方のすごいチャレンジを知ると同時にその地域の魅力を再発見をできる。そんなわけで、ただ楽しい時間を過ごした、でもいいのだけれど、社会に役立てることを見つたいな、と思っていますー。

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