見出し画像

ふたり暮らしをはじめて、1か月を迎えた日に考えたこと。

 ひとりで自由気ままにカフェに行き、映画を見て、帰ってきたらその日みた映画のレビューや、試写会の動画を見てどっぷりと余韻にひたる。そんなTHE ひとり満喫、な生活を送ってきた私が結婚し、ふたり暮らしをスタートした。

 今日はふたり暮らしがはじまって、1か月を迎える日。

 独り暮らしも7年目を迎え、他人と暮らすこと自体が久々で、不安もあった。ひとりになりたい!!!と爆発してしまわないか、家の中で機嫌を悪くして、彼に気を遣わせてしまうかも、といった不安。

 まだ、たったの1か月。されど、1か月。だんだんふたり暮らしに慣れてきた。だけど、時間がないな、と感じることが多くある。ひとりでじっくり手帳を前に、あれこれ考え、書き出してみたり、そんな時間がなかなかとれない。この時間がないと、なんだか自分の生活の満足度がぐっと下がっているような気がする。普段感じたことや、先のことに対してワクワクできることにとことん向き合いたい。だけど、向き合いきれない、不完全燃焼な感じ。2023年もあと少しなのに、という焦りが日々募っていく。

 ただ、自分に対して驚くのは、意外と事で疲れて帰ってきても、夫としっかり今日あった出来事を話したりできる気力があるということ。気力というか、また別のパワーがでてくる感じに近い。
「今日は仕事どうだった?」
「お昼は何食べた?」
その時間を楽しいと感じられること。自分でない誰かの今日1日に関心をもてること。そんな自分にさせてくれる夫の存在が嬉しい。
まだまだこれから長い人生を一緒に歩んでいくなかでの、たった1か月だ。
きっとすぐに忘れてしまう、何気ない暮らしだ。

 こうやって、文章にして自分の気持ちと向き合ってはじめて、何気ないけど、言葉に出したいことがたくさんあることに気づく。
 仕事をし、毎日駆け抜けていると、むしろ焦りばかりが募っていくのだ。そんな時こそ、どっぷり、自分と対話する。それがきっと自分の夫との向き合い方、家族、友人、同僚との関わり方の棚卸しにもつながる。

 今日はふたり暮らしがはじまって、1か月を迎える日。残り80日にも満たない2023年。どうしよう、気持ちが焦る。久々に誰かと生活を送ってみてどう感じた?これから、私はどうしたい?夫とどんな時間を大切にしたいだろう。二人だからこそできることは?そんな自分からの問いかけに向きあうことしか、焦りを消すことができない。問いかけの答えは出ないけれど、何よりもじっくり自分に向き合う時間が必要不可欠で、それはふたり暮らしをしても変わらない、私のポリシーだ。

 ふたり暮らしをはじめて、1か月を迎えた日に考えたこと。まだまだこの先のことはわからない。これからはひとりではなく、ふたりでもたくさん、沢山考え抜いて、焦りなどに惑わされない私たちなりのふたり生活を築いていくのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?