"継続は力なり"って本当?|「今やること」を感じ取る重要性
「継続は力なり」
という言葉、よく聞く。
特にビジネス面やフリーランス界隈では、耳がタコになるくらい頻繁に聞く言説ではないだろうか?
noteでも他のSNSでも「毎日投稿が大事」と言われる。
しかし思うのだ。
「それ、毎日できないと本当にダメ?」と。
せっかくなのでその理由を書いてみよう。
なぜ素直に受け入れられないのか
私が単にあまのじゃくである、ということも多分あるが……
あまり効果を感じられない理由は、自分自身が
「継続は力なり」
で育てられたことによると思う。
親から常に言い聞かされていたし、学校や塾の先生も口を開けば
「勉強の習慣を」
「毎日継続することは何より重要」
という話ばかり。
確かに毎日の予習復習は、テストの点数を上げるためには一定の意味があっただろう。
その代わり、デメリットもある。
親(など目上の人物)の言葉を素直に受け止める事に、疑問を抱かなくなる
「やることを自分で決めない」が当たり前になる
……など。
つまり、自分で選択する力を毎日少しずつ失っていくことに繋がりかねない側面もある。
これが「継続は力なり」を鵜吞みにする怖さだ。
自分が「やる」と決めたらやればいいけど、他人が推奨するその行動の継続は、本当に今の自分に合っているのだろうか?
SNSの毎日更新はどれほど効果的?
例えば、フリーランスや自営業の集客に効果的と言われるSNS毎日更新。一体どのくらい意味があるのだろう?
PV数は、確かにある程度稼げる。
アルゴリズムは時々変更されるが、経験則でも「毎日更新すればフォロワーやいいね数は増える」仕組みになっているとは感じる。
(一定の質や方向性を保つ必要はあるが)
とは言え、
「自分は毎日更新できないからダメだ」
と思う必要は一切ない。
まぁ確かに、世の中には
「毎日やっているあの人はすごい」
と自動的に感じてくれる人が一定数存在する。
そういう方々に向けて簡単に自分を権威づけるには効果的だろう。
でも、それが重要なのではない。
私はTwitter(現X)で毎日欠かさず発信しているが、その理由は単に「Twitterが好きだから」。
企業公式アカウントにおいても
「毎日投稿はマスト」
と考える経営陣は一定数いる。
ただそのせいで本業や他の重要なことが疎かになるくらいなら、こだわらなくていいのではないか?
集客したいならSNS以外にも色々な方法があるし、合わない人が "頑張って継続すること" に見合う効果まではないと考える。
「"毎日やっている=すごい" ではない」
ということは、声を大にして伝えていきたい。
重要なのは本人の意思と必要性
では、なぜ継続する必要があるのか?
継続によってどんな良いことがある(ありそうな)のだろうか。
内容が自分の目的・特性などに合っているなら、効果が高そうな気がする。
例えば、作家やライター希望の人が
「どんな状態でも書けるようになりたいから」
と、毎日文章を書き続けることは確かに効果的だろう。
運動不足の人が
「毎日◯歩以上歩く」
などの目標を立てて実行するのも、いいかもしれない。
ただ「何でもやればいい」って訳じゃない。
毎日やること(ルーチン)が多くなりすぎると、それ以外の時間が減ってしまう。
継続だけに囚われすぎると、その日の行動が制限されるのだ。
その時その時で
「今の自分に必要なこと」
を考えたり感じ取ったりすることもまた、非常に重要なことなのではないだろうか?
私が現在行っている「継続」
ここで、今の私が継続して行っていることを挙げてみる。
(食事・睡眠・歯磨き・風呂・トイレなどは別として)
毎日実行中
昨日の振り返りを書く
今日のプランを作る
『muute』アプリでジャーナリング
Twitter発信
手帳に記入
『Duolingo』アプリで外国語学習
ドライアイ対策の目薬
家計簿アプリに入力
ストレッチ
体重、歩数、睡眠を記録
掃除機をかける
トイレ掃除
アイマスク
時々実行する
週報を書く
自分史作成
人生ビンゴに記入
メルカリで不用品を手放す
ポモドーロテクニック実践
Instagram投稿
note執筆
経理作業
Notion構築
読書
試みている(奮闘中)
早寝
ウォーキング
リングフィットアドベンチャー
それぞれに意味合いがあり、不要と思えば思い切って手放すこともしばしば。
継続したいことはタスクシュートで
「本当に継続したいことができたら」
の後、方法論の話。
なんだか、章のタイトルは「タスクシュートの宣伝」のようになってしまった……
でも無料の範囲でも色々と試せるから、困ったら試してみてほしい!
(タスクシュートクラウド・タスクシュート手帳)
毎日続けたいけどできないタスクがあったら、タスクシュートを利用して
3つまでに絞ってプランに入れる
1分でもいいから毎日着手する
実行できたらルーチンに登録する
という手順で実行してみる。
ちなみに「1分でも着手」は、本当に1分でいい。
そのことについて考え、何か行動し始めるところまででもOK。
例えば「トイレ掃除しよう」と棚を開けるところで1分が終了してしまったら、それでも全然いい。
1分着手についての詳細記事はこちら。
なんだか全然意味がないなぁ……と思ったら、
「より目的に適うアクションをするといい」
かもしれない。(下記のnoteより引用)
やりかけで終えるのは、全く悪いことではない。次の時にやりたくなる仕掛けとして働いてくれるから。
「キリが悪いところで終えると良い」
って私は聞いたことがなかったので、この効果にはびっくりした!
継続そのものに夢を見過ぎない
「毎日続ける」
は、確かに良いことかもしれない。
でも、それ以上でもそれ以下でもないというか。プラスアルファの意味はさほどないと私は思っている。
できたら嬉しいことは是非とも習慣化し、そうでないことは手放す。
「なんで継続できないんだろう……」
と自分を責め過ぎず、無理せず楽しくやっていこう。
現在、タスクシュート関連でnoteマガジンを更新中!
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