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絶望を小分けにしようと思ったときの話

絶望。望みが絶たれた真っ暗闇の状態。それが実は妙に心地よい、肩の荷が下りたような、甘い味がすることを知ってますか。そう、望むから辛いんです。なら全部あきらめよう。ってなったとたんに楽になるんです。そこからは立ち上がる筋力も弱まってあとは静かに潜っていくだけ。あるとき自分はそんな状態に至りました。2000年代の初頭ごろです。しかし2020年の自分は、当時、目の前を塞いだ真っ黒い壁の向こう側、はるか遠くまで歩いてこれました。あの頃諦めてしまってたら見られなかった光景を何度も見ました。いかにして?というのがこのコラムの主題です。絶望の黒い壁をよじ登ったわけでも、飛び越えたわけでも、ぶっ壊したわけでもありません。「小分けにした」のです。絶望というプロジェクト(タスクが1個以上ある仕事をプロジェクトと呼びます)を細かいタスク(小さな作業ひとつぶんのことをタスクといいます)に分けて片付けていったら、いつのまにか暗黒は消え去っていました。あとはまめに絶望プロジェクトを見張っておけば、大きくなる前に片付けることができます。そうやって自分はタスク管理を身につけました。あるいみ命がけの気合いが入っていたので筋金入りです。このコラムでは基本的に自分が試して使えたセルフマネジメントの方法をシェアする内容になります。

ベースになるのはデビッド・アレンさんのGTDという考え方です。とはいえ引用ばかりだとあれなので、下敷きにあるのはGTDで、GTDに興味をもったらそちらのほうもチェックしてください、という感じでいちいち引き合いに出さずに進んでいくのでご了承ください。

今回の動画は冒頭のいきさつと状況を語って、まず一番最初にじぶんがしたこと、それがGTDの最初にすることとたまたま同じだった。という話になります。それは誰でも今すぐ実行可能というわけではないので、次回はまず、今すぐはじめられる、毎日がちょっと楽になるタスク管理のやり方を紹介しようと思うのでお楽しみに。

ちなみにこれはコラムなので基本的には実用的な内容より、考え方の紹介や自分が実際にやってきたことを語っていくかたちになりますので~。それではどうぞ!

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動画+レジュメ的なテキスト、音声+テキスト、テキストのみの3形態で月3回更新します。毎月1本編集後記っぽい短い後書きがおまけでつきます。

タスク管理とか時間管理とかアイデア発想法の本を書いてみたいとは思っていたんですが、専門的なものはすでにあるし、だったら自分がこういう理由で…

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