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一番好きな言葉は「ビリーブ マイ 鳥肌」

※この小説は2016年に連載を開始したものであり、当時の世相を反映し、絶妙にダサく古臭いと思われるものも散見されます。
それに輪をかけて、百鳥ユウカは痛い女ですので、精読に耐えないものがあるかもしれません。

しかしながら、編集部および著者の見解として、当時の貴重な文化遺産的な
側面を評価し、連載当時のまま掲載いたします。


ユウカにとっての不幸とは、人生にいつだって本気で、正直に真面目に生きていれば、いつか報われると思っていることだ。

" 自分の気持ちに噓偽りなく生きる。そして本当の自分を大切にする。"

心の中のリトルユウカはいつだって正直者だ。NOといえば、NOだし、YESといえば、YESだ。その判断がブレることはない。その声に従っていれば間違いはないとユウカは思っている。どんなに辛い出来事に遭遇したとしても、後から考えれば「いい経験だった!」と笑える日がくると信じている。だって、心の声に従って、そんな出来事にぶつかったのなら、きっと、それは自分にとって必要な経験だったはずだから。ユウカは、自分の直感を何よりも信じている。
(ユウカが直感を外れたことがない、と思い込んでいるのは、この考えがあるため)

だから、水に良い言葉をかけ続けたら、きれいな結晶ができて水が美味しくなるとか、植物に毎朝挨拶し続けてたらきれいな花が咲くとか、水素水を飲み続けると身体から余計な酸素が抜けて酸化しなくなるとか、頭では理解できないことも、心が理解すればすぐに信じることができた。

探し続ければ夢はみつかるし、夢も諦めなければ叶うと信じているし、

自分にとってのベストパートナーも、心のリトルユウカのおもむくままに行動していれば、いつか見つかる。そして、その相手とのロマンチックな結婚も求めていればいつか……。

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3,230字
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