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女として生まれたからには夜の世界を覗いてみることに損はない
「昔のツテでね、北新地でいま女の子を教育してるの。その手伝いをやってくれない?」
アキにそう言われたユウカは快諾した。もともと、こんな豪邸にタダで住まわせてもらっているのだ。何かお返しをしないと居心地が悪いと思っていたところだ。
お昼になるのを待って、アキの運転する車に乗って、大阪に向かうことになった。白いセダンタイプの車が颯爽と六甲の山を下る。一切飾り気のない無骨な車でも、アキが運転していると樣になる。助手席に乗っているユウカは、アキの馴れたハンドルさばきに安心して身を委ねていた。
アキは運転しながら、ユウカの職歴を聞いた。
「ユウカは東京ではどんな仕事をしてたの?」
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3,537字
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昔からかなりモテてきたOLの百鳥ユウカさん(34)。しかし寄る年波に勝てず、自分の価値の低下に嘆く日々。本気で婚活活動に励むものの失敗ばか…
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