俺的歌詞に感銘を受けた曲
スガです。
一時期「曲を聴く時は歌詞を重視するかメロディを重視するか」というくだらない話がありましたね。どちらも重要なのは前提として、あえて二つに一つ選ぶとしたら私はメロディを重視します。メロディが良ければ歌詞が日本語でも英語でも何語だろうと、私にそぐわない思想を歌っていても、もはや意味がない言葉を歌っていても構わないということです。
そんな感じで歌詞に対して深いこだわりがない私が「これは良い」と感じた歌詞の曲を紹介します。
流れとしては、曲名と「/」を挟んでミュージシャンの名前を記して、好きな箇所の歌詞の引用をして何故好きなのかを述べます。
この記事は良い歌詞の曲を見つけ次第追記していきます。
空模様のきげんが悪くなる前に/Char
海の向こう側にも人はいて、日々を送っていることに対し、「歴史」という言葉を用いて表現していることにときめきました。言っていること自体は当たり前なわけですが、この当たり前をいかに工夫して言えるかが重要と考えているのですが、この言葉はそれができています。
スノースマイル/BUMP OF CHICKEN
私は冬が好きじゃないです。そんな私の思想と真逆なことを言ってくるこの歌詞には衝撃を覚えました。尚、作詞作曲をした藤原基央さんは冬は好きではないらしいです。BUMP OF CHICKENの歌詞で感銘を受けたものは山ほどあるのですが、一旦これだけにさせていただきます。
翌日/Syrup16g
作詞作曲を務めるSyrup16gのフロントマンである五十嵐隆さんはそもそもネガティブで救いようの無い歌詞を歌いがちなのですが、そんな彼が回りくどくも鼓舞するような歌詞を歌ったことが素敵です。その回りくどさが文学的な良さを生み出しています。
雷雨決行/ザ・クロマニヨンズ
作詞作曲をした甲本ヒロトはシュールな歌詞を書きがちですが、この歌詞は全体を通して意味が通っている上にメッセージ性を感じます。「とにかく出口が欲しかった」ともがき苦しみながらも「嵐に船を出す」と逆境の中でもやってやるんだというアツい気概がかっこいいです。そして「夢がオレたちを見張っている」という、本来ポジティブな言葉である「夢」がラスボスのような立ち位置にいるのが面白いです。
Funny Bunny/The Pillows
この曲に関しては歌詞ひとつひとつが素晴らしいですが、一旦サビを抜粋します。AメロBメロのメルヘンチックな歌詞からサビにはストレートなメッセージになるのが良いです。クロマニヨンズと同様に逆境の中進む姿を描いていて、それがかっこいいです。
22歳の別れ/かぐや姫
現代の価値観では到底書けない歌詞だと思います。曲のサウンドも伴って70年代当時のひりついた空気感を感じます。ただ、「目の前にあった幸せにすがりついてしまった」ということは現代でも起こりうるとも思います。
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