【ふるさと納税】花巻市の白金豚は豚肉本来の旨味が詰まった逸品!

先日ふるさと納税で注文していた岩手県花巻市の返礼品「白金豚」が届きました!
私は仕事の関係上、豚肉には多少精通しているため味の違いや特徴についてもそれなりに分かるという自負があります。
ということで、この記事では白金豚を食べてみての感想などを書いていきたいと思います。気になった方はぜひ購入してみてください!



白金豚はまず見た目がきれい!

今回購入したのは白金豚のローススライス600gです。


まず見た目での感想ですが、非常にきれいな豚肉だなと感じました。赤肉や脂肪の部分の色がしっかりしているのはもちろん、赤身の部分に脂肪交雑(サシ)や被覆がないので全体の見た目が非常に良い!あとは脂身が厚いのも印象的でした。

焼いてる途中。ロース芯も大きく赤身部分がきれいな色。

今回はシンプルに焼いて食べることにしました。焼いてるときに出てくる油も透明できれいだったため、ここでも品質の高さを伺えます。
それではついに実食…

焼き上がり。油が透明で輝いている。


繊細な味わいが特徴!ヘルシーながらも肉の旨味を感じられる

実食してみての感想ですが、豚肉の繊細な旨味が感じられました。後述しますが、品種の特徴を感じられる味わいで個人的には面白かったです。
まずはじめに感じたのはジューシーさ。テレビでやっているような「肉汁たっぷり!」というジューシーさとは違うのですが、パサつきがなくほどよい食感。
歯ごたえもそれなりにあるんですが、固いというほどではないです。噛んでいけば少しづつほぐれていって、徐々に肉の旨味が出てきます。
赤身部分はヘルシーで、しっかりとした食感と味わいがあるという印象。
脂身の部分ですが、臭みは全く感じません。また脂っぽさも強くないので、脂身が苦手な人でも食べれるかなと思います。
赤身がヘルシーなかんじなので、相性的にも非常にいいです。
はじめは味付けしないで、あとから塩コショウで食べようと思ったのですが、結局最後まで味付けなしで食べられちゃいました。
ただ、肉の味がガツンッとくるというよりは、嚙むうちに少しづつ旨味が広がっていくイメージ。
豚肉としてのパワフルというより、非常に繊細でありながら食べていくごとに旨味を感じられるという印象です。
なので、調理法としては今回のようにシンプルに焼いたり茹でたりする方が良いでしょう。味をつけすぎると素材の良さが損なわれてしまう可能性があります。


白金豚について

白金豚についてここで紹介します。
まず名前の由来は花巻市の偉人である宮沢賢治の作品に出てくるフレーズから引用しているようです。
普段はレストランミート用に流通しているため、ふるさと納税のような通販でしか買えないとのこと。
岩手県の自然を生かした飼料や水を用い、衛生管理にもこだわって飼育をしているようです。
そして肉質に大きく影響する品種ですが、これが一般的な豚肉とは少し異なるものになっています。
詳細は以下のHPを見てください!


白金豚の品種

白金豚はLWBと呼ばれる種類の血統が混ざった交雑種です。Lはランドレース、Wが大ヨークシャー、Bはバークシャーという品種を指します。
(豚の品種に関する解説記事は以下を参照)

3種類の品種を掛け合わせるという行為自体は、養豚において最もポピュラーな交雑方法です。一般的なのはLWDという組み合わせになります(Dはデュロック)。
なぜならLWDが生産性の高く、肉質も良い組み合わせとされてるからです。
ではなぜあえて白金豚ではB(バークシャー)を使っているのか?
それはバークシャーがより肉質に優れた品種だからです。バークシャー種は一般的に黒豚と呼ばれています。生産性はデュロックに劣るものの、肉質に非常に優れるため、主に「鹿児島黒豚」としてブランド化されているのは多くの人がご存じでしょう。
ランドレースや大ヨークシャーは赤みが大きくヘルシーな味わいが特徴。バークシャーは脂身が厚く、また筋繊維がきめ細かいことから繊細な旨みが感じられます。
今回食べた白金豚ではこの品種の特徴を強く感じられました。
全体的には赤みのヘルシーな味わいの中に、豚肉の旨みがしっかりとありました。 
まさにそれぞれの品種の強みを活かした素材の味を感じられます。


まとめ

今回は岩手県花巻市のふるさと納税返礼品「白金豚」のレビューをしました。
派手な味わいはありませんが、食べ進めるごとに豚肉本来の食感や味わいを感じられました。
非常に上品な豚肉という印象で、食後の満足感は大きいです。
興味のある方は是非ご賞味ください!


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