紙ツイートのすすめ
神ツイートではありません。紙ツイートです。
私がやっているノート術です。
頭の中を整理して、文章力をつけたい方にとくにおすすめです。
やり方は、小さめのノートをいつも鞄に入れて持ち歩いて、何か思いついたらそこに数行書く。だけ。
やりかた
書く内容は何でもいいです。
・アイデア
・愚痴
・叶えたい夢
・落書き
・予定の再確認
・現状の実況
・よかったことリスト
思いついたことを全部書いてください。
書くのはいつでもいいです。
毎日書く必要もありません。
ページを日ごとに区切る必要もありません。
日付が変わったら最後に書いた文字の2行くらい下に新しい日付を入れて、そのまま書き続ければいいのです。
書く量も決まっていません。
書かない日もあるし、逆に1日で10ページ、20ページ書く日もあります。
ノートもなんでもいいです。
持ち歩きやすさだけ意識してください。
ちなみに私はA5サイズフェチです。単行本と同じサイズで持ち歩きやすいのと、見開きが広すぎなくて視野に収めやすいのが好きです。
あとは黒いハードカバーのモレスキンなんかも書く楽しさが味わえて素敵ですね。
次にメリットを挙げていきます。
🌈頭の中を整理できる
ジュリア・キャメロン著『ずっとやりたかったことを、やりなさい』のモーニング・ページというメソッドでは、「脳の排水」と呼ばれていた効果です。
脳内の雑多な情報を一旦書き出してしまうことで、スッキリできます。
雑多な思考というのは思っているよりひどい悪さをするものです。さらにその思考の内容を自分で把握できていない状態では集中力を発揮できません。
脳みその中身を適宜吐き出すととても楽になります。
🌈本音が見える
SNSでは忖度してしまって、本音が書けない人もいると思います。
ノートは完全オフラインですから、何を書いても大丈夫です。
なんとなく引っかかること、不安なこと、言ったら馬鹿にされそうな大それた夢......何を書いても、誰にも文句は言われません。
そして書き進めながら、自分と対話ができます。
「私はこう思うんだけど、なんか違和感もあって...あ、こういうことかもしれない?あ、これも引っかかっていたんだ」
とか書いていきます。
人に悩みを相談したら、自分の中から答えが出てきた経験はありませんか。書くことで同じような効果が得られます。
🌈書くことへのハードルが下がる
文章を書くのが億劫になってしまう人もいると思います。
このやり方では、たった1文字書くだけでも、文章になっていなくても大丈夫です。落書きでもOK。
余裕があれば箇条書きにして、それをまとめて文章にするとなお良し、です。
でもその時間がなかったり気持ちが乗らないならそのままでいいのです。
だってあなただけのノートですもの。
そのうちになんとなく気楽に書けるようになってきます。
🌈電池を気にしなくていい
これは地味に大事です。
スマホは書くこと以外にも使えますし、電池は温存しておきたいものです。
ノートなら何も気にせず広げたままにできます。
🌈文章力がつく
これが私にとって1番のメリットでした。
文章を書くということは、自分の内部の感覚と、外部の言葉を擦り合わせて一致する単語を選ぶことだと思っています。
自分にとってしっくりくる表現ができなければ書くことが楽しくない。かといって独自すぎる表現では他者に伝わらないことがある。その中間の道を見つけるのが文章の練習ではないでしょうか。
紙に書くことによってこの練習ができます。
私の実感ではスマホやパソコンの入力では練習効果は薄いです。予測変換で出てきた単語を見て、つい「これでいいか」と使ってしまうからです。また入力速度が速すぎるのも、思考がついていけなくなってしまいます。
しっくりくる単語が浮かんでくるまでペンを止めて考える。これが大切です。
🌈番外編・旅行先で
旅行先でもこの紙ツイートは役に立ちました。
私は25才の時1人でマレーシア、シンガポールへ10日間バックパッカーをしに行ったことがあります。
自前のネット環境を用意せずに行ったので、カフェなどのWiFiを頼るしかありません。つまりうっかりWiFiのないカフェに入ってしまうと、Twitterも開けなかったのです。
このときの寂しさとか記録しておきたい欲求を紙ツイートが助けてくれました。
珍しい物を見かけて誰かと共有したい気持ちを、ひとまずノートに書くことで納めることができました。
ちなみに食あたり対策としても役に立ちました。
「15:30 屋台で生のパパイヤを食べた。もしお腹痛くなったらこれのせい」
と書いておいたのです。結局なにもトラブルはありませんでしたが。
🌼
以上、冗談のようで便利な「紙ツイート」のお話でした。
よろしければぜひ試してみてください。
🌼
最後までご覧くださってありがとうございます。
良い1日を!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?