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蛋餅(ダンピン)って知ってますか?

卵という漢字を難しくしたのが、「蛋」。つまり、玉子のお餅ってことなんです。私は台湾での学生時代のお昼は、だいたい魯肉飯か、鶏肉飯か、蛋餅か、葱油餅(ツォンヨービン)でした。この4つのB級グルメが好物で、色んなお店のを食べていました。

留学して何か意味があった?

と、たまに自分に問う時があります。高校時代に留学しなかった方がメリットはたくさんあるんじゃないのかな、というのが正直なところです。

それでも、10年以上経った今でも台湾で鮮やかな経験は、大人になった私を元気づけてくれます。私は普段あまりテレビを観ません。娯楽は読書か、料理、絵を描くことくらいです。大きな音が苦手なので、部屋はいつもしんとしています。聞こえるのは冷蔵庫の小さな作動音と、窓の向こうの道路を走る車の走行音だけ。ここ数日、彼の帰りが遅いです。夜中の12時過ぎは当たり前です。

寂しい時、私は手持ち無沙汰だと余計に悲しくなってしまうので、近頃は台所に立っています。それで今日ふと台湾を思い出してつくったのが、蛋餅という訳です。今日はホットチリソースを塗った上にチェダーチーズと、ハムをトッピングしました。我ながら懐かしい味で、泣きそうになりました。

アテにも良いです!

タイトル画の屋台は、有名店ですね。こちらは行ったことが無いので拾い画です。私の時はトッピングなしで30元でした。トッピングをすると(CoCo壱みたいな感じです!)値段があがりますが、それでも100元くらいです。当時はそこまで円高ではなかったので、一食100円あれば食べれました。今日は嫌なことがあったから気分転換したいとか、勉強を頑張った自分へのご褒美にだとか、暑くて暑くて(40度越えは普通です)スタミナつけないと動けない状態だとか、友達との食事の時とかは、もっと高級な所で外食をしていました。大人になった今、やっとお金の使い方が分かって、あの頃はかなり贅沢してたな……と反省する時があります。日本食がどうしても恋しくて日本円で1500円分のテイクアウトのお寿司を、一週間に一度は買ってました。

日本食といえば、材料は同じなのに、ラーメンもお好み焼きもオムライスも、台湾のは激マズでした。もちろん、悪気はないでよ。忖度なしに述べた感想です。日本人の方がやっているお店もあったのですが、現地の方の舌に合わせていらしたのなら納得がいきます。しかし誰も並んでいなかったので、やはりあまり人気はなかったのでしょう(汗)ラーメン屋は凄い行列でしたよ。ただし、福岡民は絶対に口にしてはいけませんね。福岡のラーメンの4倍の値段であの味ですから。笑。

私は17歳の時分、6月に台湾へ渡りました。それが正解だったのかどうかは分かりません。ただ、あの時しか、私には留学するチャンスとタイミングはありませんでした。もともと理系でしたが、一年で全て忘れてしまって、センター試験の物理は15点でしたよ(アハハ)。鉛筆を転がして答案用紙を塗りつぶしたのですから、確率的にはもっと良い点が取れると思っていました。その分、ずば抜けて英語だけは成績は良くなりました。台湾の学校へは何故か飛び級で入ったので、英語は授業について行くのが大変でした。私より二つ上の子たちが同級生でした。(思い出すと会いたくなってしまいます。)帰国後は大好きだった同い年のクラスのこちら達は単位を取ったので、私は一つ年下の子達と同学年になりました。クラスの雰囲気が真逆でしたので、帰国後は毎日ブルーでしたね。

つらつらと、蛋餅を食べて思い出したことを書きました。もし、台湾への留学を考えている方がこれを読んで下さっていたら、とても光栄に思います。

私的な意見ですが、台湾の教育方針は日本よりも効率よく進んでいます。人生は1度きり。思い切って、国境を渡っちゃってください!

恭喜你好運!

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