読書の冬 2023.12.02
今日、紹介する本は
「てんびんの詩」です。
この本は、近江商人のお話で
豪商に生まれた13歳の少年が
「商いとは?」
「後を継ぐとは?」
という事を、自分の身をもって
学んでいく物語です。
小学校卒業したばかりの
13歳の少年が
突然、商いの修行と称し
街へ物を売りに行くのです。
自分が13歳の時を想像すると
ゾッとしてしまいます。
でも、近江商人は
そうやって、小さな時から
商いとは?という教育を受けてきて、
商いが生活の一部として
刷り込まれているのです。
大正時代には、
このように「事業承継」が
当たり前のように行われており、
それが普通だったのです。
なので、日本には
100年企業が多い理由の
ひとつだと考えられています。
だが、現代は
働き方も多様化し
いつしか家業を継ぐという
流れも少なくなってしまっています。
「家業を継ぐ」
という昔ながらの歴史を
読むにも、お勧めの本です。
涙腺崩壊に、ご注意下さい。
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