ネガティブな気持ちと戦わない
こんにちは、末吉です。
気持ちが沈んでしまうことはありませんか?
何かをやってみたけど思ったより上手くいかず落ち込むこともあります。
未来が厚い雲で覆われ、いいことなんてないんじゃないかと不安になることだってあります。
心は、コントロールすることができません。
ふつうに生きていれば、ネガティブな感情だって湧いてきます。
ごく当たり前のことです。
だけどそのとき、こんな嫌な気持ちなんか出なかったらいいのにと、どこかに追いやってしまいたいと思ったりしませんか?
正直であればあるほど、「うんうん」と頷かれる人も多いのではないでしょうか。
おかしなことではありませんし、むしろ普通のことだと思います。
最近ではだいぶ、多くの人の共通認識として、ネガティブな感情に対する受け入れが進んできた、気もします。
とはいえ、まだまだ、ネガティブな感情はないに越したことはない、というのが本音ではないでしょうか。
こんなことを書いている僕も、ふと気がつくと、ネガティブな感情から抜け出そうとしていたり、ひどいときにはそれを消し去ろうとしていたりします。
心に戦いを挑んじゃうんですよね。
しかし、よく考えてみてください。
戦いを挑んでいるその心は、誰のものでしょうか?
あなたのものであり、あなた自身ですよね。
自分の一部を取り除いたり、なかったことにしようというのですから、とても悲しいことじゃないかと思うのです。
でも、それを僕らはやってしまうのです。
そう考えると、やるせない気持ちになります。
だから、心と戦わないでください。
どんな気持ちもあなたの一部なのですから。
不安や苛立ち、焦りや嫉妬、罪悪感や悲しみ、そういった感情もすべて、否定せず抱きとめてあげてください。
そこから和解がはじまって、ネガティブと言われる感情との関係性が変わっていくはずです。
少しイメージしてみてほしいのですが、ネガティブなものを切り捨てている人は、自分の半分を使わずに生きているようなものです。
もったいないとも言えるし、人生をトータルで味わっていないとも言えます。
だから、ネガティブな感情も生かすことができれば、感情というのはエンジンであり、エネルギー源なので、よりいっそう人生を力強く前に進めたり、創作活動をよりイキイキとしたものにできるのです。
あなたは最近、もしくはいま、どんなネガティブな気持ちを感じていますか?
きちんと対面して、抱きしめてあげてみてください。
人によっては、生まれてはじめて、ちゃんとそういうことをやるという人もいるかもしれなくて、それは、それが何をもたらしてくれるとかというレベルではなく、貴重なことだと思うのです。
そしてきっと、あなたの味方になってくれます。
末吉より
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